2018年9月より、全国アリーナ規模の会場にて、ユーミン史上初のベスト選曲による、松任谷由実 TIME MACHINE TOUR Traveling through 45yearsが開催されてきましたが、いよいよ武道館ファイナルを迎えます。
こちらでは、タイムマシーンツアーの5月武道館初日に参加の管理人がお届けするレポを紹介します。 ユーミン コンサート 2018-2019 ファイナルを、お楽しみに！

• いよいよ

  • ラストに近づいてきた。どのように鑑賞したらいいのか・・・

• ファイナル公演の初日。

  • 東京メトロ九段下駅からの上り坂は、気持ちと同じように上っていっているのである。
    お目当てのグッズ購入のために並ぶ武道館横の喫茶店階段方向を見ると、既に何人かが並んでおられる。
    そして横の駐車場には、フジテレビの中継車が2台停まっていた。うっ？今日って、テレビカメラが入るのか？番組は何か？非常に気になってしまったが、さほど並んでいなかったので、ひとり先に周辺のようすを確認しにいくことにした。

• グッズ販売テント付近に着いた14時頃

  • グッズとCD販売の準備が始まっていた。
    そして会場入口まで行ったが、お祝い花スタンドはまだ外にはなかった。
    当日券売場では案内板は既にあったが、誰一人並んでいるものはなかった。 まだ静かな武道館であるようだ・・・

• 並びの列の最後尾に進み

  • 人数を確認すると40名ほどであった。時刻は14時30分。
    15時30分ごろ、2階で並んでいた列を販売テント入口付近まで移動させた。

• そしてグッズ先行販売は、予告通りの

  • 16時に開始された。
    男性スタッフによる誘導と見守りの中、 販売員の方々のご対応等安全で安心して購入できるので、結構並んでおられたがお目当てのグッズ「リボンチャームキーホルダー ファイナルバージョン 」 をスムーズに購入できた。

• 17時頃の状況は、盛況であった。

  • 皆さんお目当てのグッズ「リボンチャームキーホルダー ファイナルバージョン 」、在庫はあったんでしょうか？
    当日券販売の並んでいる状況は確認できずだった。

• 17時頃あらためていくと、お祝い花スタンドが出ていた。

  • 大勢の来場者が写真撮影をされていたが、横切ると必ず写り込んでしまうぐらい人ひとだらけであった。
    さてここでちょっと驚きの再会があった。30年ほど前、神戸にほど近いお洒落な街で、毎日のように飲みに行っていたバーがあった。その方も私もバーの常連同士だったのだが、お互いに会うことはなくなり偶然にも3年ほど前にTwitterで連絡を取ることができたのだ。そしてそのバーで再会したのだ。
    あれから3年経って・・・お祝い花スタンド横を通ったときに、その方をお見掛けしてお声をかけさせていただいた。これぞタイムマシーンに乗ったような、時空の旅。お元気そうで何より・・

• 西日が射す中、1階へ進んだ。

  • 日本武道館では2Fになるのだが、本日の私の鑑賞する場所なのである。 席に着いた途端、タイムマシーンツアーで各所に行ったことを思い出し、一人感傷にふけるのであった。

• いつものように気づきだけを

  • カメラが気になって確認したところ
    1階北と東に、各1台ずつの固定カメラが設置されていた。アリーナには、移動式カメラが数台確認できた。撮影内容は不明だが、フジテレビである。
    
    アリーナC・Dブロックの間通路より登場のTAKAYUKIにスポットがあったのは、18時30分。
    アリーナCブロック前テントの中からズボンを取って、Cブロック最前列のオーディエンスに臭いを嗅がせていた。Bブロック最前列にも同じようなことを。そしてAブロック最前列のオーディエンスの鞄を取ってしまい一応返すが、Aブロック前のテント中よりタイムマシーンを取ってきた。TAKAYUKIの後ろから映すカメラが、何台も確認することができた。そしてステージへあがるTAKAYUKIに、拍手が沸き起こった。
    
    『M01：ベルベット・イースター』
    間奏中、ここでも拍手が沸き起こった。なんと温かなオーディエンスだろうか？ここは本当に東京だと・・・
    
    『M02：Happy Birthday to You〜ヴィーナスの誕生〜』
    ここでのコーラスは、亜美だった。長野でも確認できていたが、今日しっかりと確認できたので。
    
    『M04：WANDERERS』
    ステージ西側でスタートするユーミン。ここではいつもどや顔であるが、ファイナル初日もだった。
    この楽曲での終盤での掛け合い演奏のサックス伊勢 賢治とギター遠山 哲朗。今日の二人は、いつもなら接近しての演奏だが、割と離れての演奏だった。
    
    『M05：ダンデライオン〜遅咲きのタンポポ』
    この楽曲では、天井辺りにタンポポのお花を形どったものがライティングされる。会場の構造上、今ツアーでは一番きれいだった。
    「今　素敵なレディになる♪」では、東側のオーディエンスに向けてポーズを。
    「私にできる全てをうけとって♪」では、南側西寄りのオーディエンスに向けてポーズをされたユーミンだった。このときのオーディエンスの歓声は、凄いものがあった。
    
    『M05：ダンデライオン〜遅咲きのタンポポ』後のMC
    「あらためましてこんばんは、タイムマシーンツアーへようこそ！平成30年9月にスタートしたこのツアーも、いよいよ今日と明日(5月16日)で終りです。ツアーはずっとやってきているのに、どこか感慨深いものがあります。〜」ユーミンからツアーファイナルだと言われた我々、なんだか寂しいのである・・
    
    『M06：守ってあげたい』
    この楽曲では、ユーミンがオーディエンスに向けて手を振ってくれるシーンがいっぱいある。
    まずはコーラス側の南西側へ、次からは西側、北側、東側。そして東寄り北側、南側、西側、2階や3階。最後はセンターへ戻り歌う。オーディエンスは、誰もが同じだが自分に手を振られたと思うのだろう。誰もがユーミン大好きだから・・・
    
    『M08：かんらん車』
    キーボード武部 聡志とベース浜崎 賢太の掛け合いでスタートするこの楽曲。出だしのベースが、少し力が入りすぎたような音に聴こえた。私見だが・・
    終盤ダンサーが一人ずつステージ下へ降りていくが、つばのある黒ハットをかぶったのが高橋 千佳。画になる動きであった。
    歌い終えたユーミン、演奏は少し続くがこの楽曲でも拍手が沸き起こったのだ。ファイナル初日は、本当に温かい声援が多い。
    
    『M11：春よ、来い』
    武部 聡志の奏でるキーボードからのイントロが始まった途端、歓声と拍手はファイナル初日の中で一番大きかったと感じた。
    
    『M11：春よ、来い』
    楽曲終了とともに、銅鑼が鳴りスポットライトが一ヶ所にあたる。小田原 豊のドラムソロのスタートだ。どこの公演よりも、今日ファイナルが一番の叩きかと感じるくらいのソロだった。決めポーズ、最後だけだったので相当ソロに集中していたかと。
    
    『M12：Cowgirl Blues』
    出だしの「come on！」の甲高い声は、佐々木 詩織。母 佐々木 久美は名の知れたアーティストのコーラスを務める方だ。そのサラブレットの声が、40回響いていた。素敵だった。
    ユーミンは、西側、東側の順番にオーディエンスに向けてアピールしてくれる。この楽曲ではユーミンの挑発ポーズを見れるのだが、西側南寄りの柱を持って足を広げるポーズで、オーディエンスを挑発していた。このとき、カメラがアップに・・・どのように放映されるの？
    
    『M13：もう愛は始まらない』
    このたびのツアーでもダンスは、岡 千絵先生が担当された。ダンスアレンジが楽しみな楽曲の一つであったと思う。
    この楽曲は、サポートメンバーの演奏しているところへユーミンが行くシーンが見れる。
    まずは、ベース浜崎 賢太へ。いつもなら頬にキスするのだが、私が見ていた方角からは頬同士を添える感じだったが。撮影が入っていたため？
    次にギター遠山 哲朗へ。いつも通り、頬をあてるような感じだったが・・・
    
    『M15：セシルの週末』
    間奏中でユーミン衣装替え中に、コーラスの小芝居がある。今日は、若干変わっていた。まずは、今井 マサキが亜美に指輪をプレゼントするシーン。指輪ケースを開けるも、亜美は嬉しい？やだ？という感じで、ひざまづいてる今井 マサキを突き飛ばすのであった。次に佐々木 詩織に指輪を渡すのだが、佐々木 詩織は指輪をうけとってアリーナ東側南寄りに下投げした。その後、佐々木 詩織と浜崎 賢太は小田原 豊に、投げキッスでアピール。
    小芝居が終り、衣装替えのユーミン登場。亜美と佐々木 詩織は、オーディエンスをあおるような動作を。
    北側へ進んだユーミンは、「派手好きな♪」の歌詞で肩を出すのだ。佐々木 詩織だけ、そのポーズに指差すようにユーミンにサインを送っていた。
    楽曲の終りは、小田原 豊のドラムで終了する。その最後では、ユーミンは小田原 豊の叩きに合わせるかのような動作。アイコンタクトみたいな感じで、あまりにも決まるのでカッコいいのだ。
    
    『M16：ハートブレイク』
    楽曲スタートと同時に、2名のダンサーがステージに出てくる。その一人、朝倉　瑠美のダンスは、ピョンピョン飛びはねるような感じでかわいいのである。
    
    『M17：結婚ルーレット』
    間奏で、ユーミンとサポートメンバーそしてコーラスが、一列になって行進するシーンがある。滑稽なのだが、なんかカッコいいのである。
    
    『M18：月曜日のロボット』
    楽曲出だしで、ステージ中央にユーミンがあらわれ回りにダンサーが登場するシーン。瞬間のオーディエンスのどよめきとざわめきが、たまらなく面白い。最初は全て本物と思うだろうが、中盤にはなんとなく気づくのだろう。 人形も一緒に踊るシーンで、オーディエンスの歓声が凄かった。やはりこちらも、平成のブラッシュアップだろう。
    ユーミンの最後の決めポーズは、やはりドラム小田原 豊の前だった。
    
    『M20：不思議な体験』『M21：Nobody Else』
    両楽曲とも、いつもはステージ四方のサポートメンバー後ろに隠れるようにオペレーティングスタッフがいる。今日は撮影が入っているためか、いなかったのだ。
    
    『M21：Nobody Else』
    ZOYA BARKOVAが真ん中でエアリアルティシューをやるシーン。途中、ステージ上に降りてドヤ顔の場面があるが、今日は南側であった。降りた瞬間に立つ位置が決まるので（と思う）、難しいシーンであろう。
    
    『M22：ESPER』後のMC
    「45年の時間を越える旅を終え、いよいよタイムマシーンは現代に戻っていきます。お疲れではありませんか？本日はご搭乗、ありがとうございました。」
    MCが変わっていた。
    
    『M24：宇宙図書館』
    この楽曲終了で本編が終わる、時間は20時52分だった。横一列になったユーミン、サポートメンバー、コーラス、ダンサーは、北→南→東→西の順番に深々と一礼をする。それぞれの方角のステージ上の階段よりステージ中へ降りるが、ユーミンと武部 聡志が降りていった西側のオーディエンスからの声援と拍手が凄いものがあった。本編は以上。
    

• ユーミンが再び登場したのは

  • 20時58分だった。 手を高くあげて、西側から時計反対まわりで一周してセンターではじまったMCは、「ありがとうございます！駆け足で45年のさわりだけ〜」。変更は無かったようだ。
    
    『EN1：カンナ8号線』
    ダンサーたちが赤いユーミンマークの大フラッグを持って踊るのだが、コーラス今井 マサキ、亜美、佐々木 詩織らも持っていたものがあった。それは、お子様ランチぐらいの大きさの旗。ファイナル公演での、恒例の遊び心だろう。
    
    『EN2：DESTINY』
    間奏で、伊勢 賢治のサックスの音色が場内いっぱいに届くのだ。今日は、伊勢 賢治に絡んでギター遠山 哲朗も。この楽曲でふたり絡む光景は、初めて見たかも？
    終盤、中央円形ステージ回りでサポートメンバーのパフォーマンスが見れる。このとき、佐々木 詩織、亜美、平山 ひかる、大久保 芽依の4名が、肩を組んで宝塚ばりの足上げダンスを披露。もっと高く上げたらいいのに(笑)。最後、平山 ひかるが逆さになってのブレイクダンスで、帽子を飛ばしていたのが印象的だった。
    
    『EN3：ひこうき雲』
    アンコールが終わった。ユーミンは胸に手をあてながら、北→東→南の順番で深々と一礼。最後は盟友、武部 聡志に拍手を送ったユーミン。南側に向かって一礼したユーミンは、「ありがとうございました！」と左手を降りながらステージをあとにされた。北側東寄りの階段からステージ脇の通路へ進み、舞台スタッフにマイクを渡し手を添えてもらい、北東の間の通路を通ってあとにされた。

• アンコールが終了して

  • 出入口に急ぐオーディエンスもおられたが、多くの声援と拍手の中にユーミンと武部 聡志が北東の間通路に登場し、スポットライトが当たったのは21時20分であった。ダブルアンコールでの登場だ！
    ユーミンがステージ上にあがってのMCは、まずは南側にむかっての一言だった。それは
    「幸せです！ありがとう！」そして直後のガッツポーズ！ダブルアンコールに、本当に嬉しかったんだろう。続けてのMCは
    
    「私は14歳のときに曲を書き始めて、それが偶然関係者の目にとまって〜16歳のときにひこうき雲を出しました。そして18歳のときに、ファーストアルバム ひこうき雲を出せることになって、自分では歌に自信が無かったから歌いたくなかったんだけど〜、それでシンガーソングライターになったんです。(拍手)だからソングライターであることは、絶対忘れないでいようとスタートしました。いつの日か、誰もが知っているような歌を作れたいいなって夢見てたんです。夢中で走り出して結婚もして、名前を変えました。(なぜか笑)荒井 由実と松任谷 由実が同一人物って知ってましたか？(笑)それからは、怪我の功名って言うか、ショーの方に目を行かそうと思ってショーアップに走ったんですけど。〜苗場、なんと来年40周年です。お祭りにしたいね。〜オリジナルアルバムをいっぱい作れたのが誇りです。38枚作りました。人にも結構たくさん書いたよ。(優しい言い方だった)ふと気づいたら、近年みんな知っててくれるだなって私の歌って、やっと思えるようになったの。だから10代の夢が叶ったったわけです。でも今の私の本当の夢は、続けること。またアルバムを作り始めているよ。(涙ぐむ)こんなに素晴らしいアンコールを、何を言っていいかわからないんですけど、情けない。素晴らしいアンコールに甘えて、よかったら一緒に歌ってください。」
    始まったイントロ、武部 聡志の奏でるキーボードからの楽曲は、『DEN：やさしさに包まれたなら』であった。
    
    皆は歌っているんだけど、やはり泣けてくる。今ツアーでの色々な思い出が甦ってきた・・・長年付き合ってくれている友人たち、家族、仕事関係などなど、感謝したい。
    楽曲が終り深々と一礼するユーミン。最後は「ありがとうございました！」とステージをあとにされた。そしてトリプルを求める拍手だったが、客電がすぐについて東京公演ファイナル初日が終わった。泣いてる暇など無いと友人が放った一言は、明日千秋楽に繋がるものであった。

    ※MCはご愛読者さまの協力の元、作成しました。全てはメモ書きできませんので、表現違い等ありますがご了承ください。

2019/5/21（火）