CDセールス100万枚突破、松任谷由実40周年記念ベストアルバム「日本の恋と、ユーミンと。」から5年。
ベストアルバム二部作完結編として、自選によるベストアルバム「ユーミンからの、恋のうた。」のリリースが決まりました。
ユーミン自身が、今の時代にこそ、聴いて欲しい45曲を、伝えたい3つのテーマで括り3枚組にて収録。
DISC1 Pure Eyes 純粋さを、捨てない。
DISC2 Urban Cowgirl "私"で、生きてゆく。
DISC3 Mystic Journey 旅を、やめない。
この3つのテーマでディスクごとに構成され、それぞれの楽曲に込められた、ユーミンからのメッセージを感じる事の出来る、新たなプレイリストとなっています。
こちらでは、45周年記念ベストアルバム リリースした年に出場が決定したNHK紅白歌合戦 出場に関する情報をお届けします。
標題 | ユーミンが7年ぶりに平成最後の紅白歌合戦出演! |
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内容 | ユーミンが大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」(後7・15)に出場することが、11月14日お昼「NHK紅白歌合戦」公式サイトで発表されました。7年ぶり3度目となります。 |
情報元 | ユーミンファンクラブ、NHK紅白歌合戦公式 |
情報掲載日 | 2018年11月14日 |
標題 | NHK紅白歌合戦、名曲メドレー歌唱決定!「私が好きなユーミンのうた」視聴者投稿企画スタート! |
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内容 | 第69回NHK紅白歌合戦への出演が決定したユーミン。
7年振りの出場となる紅白での、名曲メドレーの歌唱が決定しました。 また、大晦日の放送に先駆けて、NHK紅白ホームページにて「私が好きなユーミンのうた」と題した視聴者参加型の投稿企画がスタート。 1972年、シングル「返事はいらない」で荒井由実としてデビューして以降、オリジナルアルバム38作、シングル41作、ベストアルバム7作、セルフカバーアルバム1作と、400曲以上にも及ぶ作品を発表してきたユーミン。 時代や世代を超えて聴き継がれている多数の楽曲の中から、視聴者の好きな曲、またその曲に纏わるエピソード、ユーミンへのメッセージを投稿してもらい、大晦日の放送までの間、ユーミンの曲との思い出を振り返り、生放送をより楽しんでもらう企画。 |
募集要項 | ■第69回NHK紅白歌合戦「私が好きなユーミンのうた」 応募期間:12月5日(水)16時〜12月29日(土)12時 応募ページ:ご応募 松任谷由実 (エピソードの投稿数が上位の曲をパフォーマンスするとは限りません。) |
情報元 | ユーミンファンクラブ、NHK紅白歌合戦公式 |
情報掲載日 | 2018年12月5日 |
「私が好きなユーミンのうた〜紅白スペシャル〜」 後半22番目出場 |
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披露楽曲 | 『ひこうき雲』(別スタジオからの歌唱) 『やさしさに包まれたなら』(NHKホール) |
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ヴォーカル&サポートメンバー | 『ひこうき雲』 武部聡志/ピアノ、阿部雅士ストリングス/ヴァイオリン10名・チェロ2名 『やさしさに包まれたなら』 (下手奥側から):林立夫/ドラム、松任谷正隆/キーボード、武部聡志/キーボード、佐々木詩織/コーラス、亜美/コーラス、今井マサキ/コーラス (下手手前から):小原礼/ベース、松任谷由実/ボーカル、鈴木茂/ギター、遠山哲朗/ギター |
衣装担当 | FURUTA |
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生放映を観て直後に記述した感想は・・
紅白歌合戦当日のユーミン出演はどこから?との話題が、ファンの間で持ちきりであった。
金沢からの中継、別の場所、世界観を表現するための舞台設営そしてメドレーでの歌唱なので録画などの噂があったことは否めない。 その噂が制作サイドに耳に入っていたかのように、描き消す演出をしてくれた。
ここからは生放送だけを見てのレポなので、実際とは異なることがあるかもしれないのでご了承願いたい。
別スタジオからの演奏は実にシンプルなものであったが、ヴァイオリン10名・チェロ2名の阿部雅士ストリングスとピアノに武部聡志。
楽曲は『ひこうき雲』であった。
因みに阿部雅士氏は、松任谷正隆氏とは小学校時代の同級生である。旧知の仲で、ユーミンのスペシャルなライブでは演奏に参加されているのだ。ただこの楽曲では、画面右に表示の「NHK G」の上に「LIVE」では無かったのは疑問に残る。 別の想いでは、いつかはこのようなオーケストラ演奏でユーミンが歌われるライブが観たいと思ったのは、私だけだろうか?
『ひこうき雲』歌唱終了後、階段を降りていく映像から消えた次の映像が、裏導線の中間みたいなところが映っていた。誘導する女性スタッフが、手招きするような動作でユーミンをNHKホール下手へ案内していた映像が目に入ってきた。その一瞬サポートメンバーが映しだされたが、鳥肌がたった。ドラムに林立夫、キーボードに松任谷正隆、ギターに鈴木茂のティン・パン・アレーの一部メンバー、尾崎亜美さんのご主人でベースに小原礼、タイムマシーンツアーでのサポートメンバーであるキーボードに武部聡志、コーラスに佐々木詩織、亜美、今井マサキ、ギターに遠山哲朗のベテラン・若手での編成。こちらのサポートメンバーのほとんどが、2018年夏フェスでのメンバーであった。
そしてこのメンバーからの出てきた音は、『やさしさに包まれたなら』の前奏であった。
だが武部聡志だけが、ステージ上のキーボードに座っていなかった。武部聡志がキーボードに配置していなかったことと、『ひこうき雲』のとき画面右に表示の「NHK G」の上に「LIVE」が表示されていなかったことの整合性が取れていないのが疑問に残る。
ユーミンがNHKホールに入ってきた直後に映った下手にいるaikoが泣いているようす、内村光良氏が興奮したようすなどを観ると、本当に知らされていなかったのが画面からわかった。
NHKホールに立たれたユーミンは「よかったら一緒に歌ってね」と言われ、一瞬歌が遅れたときのキーボードを演奏していた松任谷正隆がユーミンを見る表情が怖かった。間奏ではNHKホールに響きわたる鈴木茂のギターが、圧巻であった。
楽曲終了後に下手での内村光良からの問いに、「平成最後のお祭りですから」と言ってのけるユーミンはかっこよかった。何より全国のファンの方々に、NHKホール登場というサプライズプレゼントされたユーミンには、感謝を申し上げたい。ありがとうございます、松任谷由実様。
そして実質の大トリであるサザンオールスターズの登場。
『勝手にシンドバット』が始まった途端、桑田圭祐さんの表情が一瞬変わったのを観た。何かスイッチが入ったような・・なので逆に怖かった。楽曲が始まると案の定、カメラワークとスイッチが間に合っていない。NHKスタッフ、俺についてこい!楽しもうぜ!と言わんばかりのはしゃぎかたであった。終盤、下手付近ではaikoに促されるように中央へ移動してくるユーミンがカメラに入ってきた。
そしてユーミンが桑田圭祐さんに近づき、まずは頬にキスを。カメラがしっかりと捉えていた。前半で客席付近に降りて、カメラワークを慌てさせたのはその前兆を知らせるためだったのか?と思いたくなるような演出が待っていたのだった。 ユーミンもスイッチが入ったように、歌い出したり腰ふりダンスを披露したりとアーティスト魂丸出し。
でもユーミンは最後の方に、上手にいる地元先輩の北島三郎さんに近づき手を取り尊敬の念を示されていた。 NHKホールにいるアーティストやオーディエンス、テレビの前の視聴者、大袈裟ではなく皆が驚き感動し楽しめたパフォーマンスであった。
私自身家族に発した言葉は、平成の色々なことが一瞬吹っ飛んだ気がしただったそうだ・・・
2018年12月大晦日の紅白歌合戦での桑田佳祐さん率いるサザンオールスターズとユーミンのパフォーマンス。NHKに一石を投じるに価するものである。アーティストたるもの、パフォーマンスは観客の前でやることが、どれだけ楽しいものか、伝わるか。桑田佳祐さんとユーミンは、それを示されたのだと思う。NHKホール以外の中継、出演予定アーティストの都合や大人の事情など、何れも意味をなさないことが証明されたのだ。大晦日での紅白対抗お祭りなんだから・・昭和と平成を賑やかにされたおふたりだから、それが証明できたのでしょう。