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シャングリラV千秋楽レポ |
こーりんママさん |
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泣いても笑っても今日が千秋楽。夜の公演に参加して参りました。開演前に何度もCALLされる場内アナウンス。19:15「間もなく開演となります」のアナウンスに場内からは拍手が。19:18暗転となりいよいよ千秋楽の幕開けです。
「グレイス・スリックの肖像」花束を持ったユーミンの登場と共に暖かい拍手が場内を包み込みます。今日はユーミンに対し声援も飛んでいました。ユーミンがピアノに座ると改めて場内からは拍手が沸き起こり、客席は今までに無い熱気に包まれています。少し心配だったピアノの移動は有終の美を飾れました。大成功です\(^O^)/
「Happy Birthday・・」イントロが始まる前から、待ってましたとばかりにアリーナや一階席はスタンディング。間奏の時、デデューが上方より登場します。今日のコーラスのみえりんのソプラノは力が入っていましたね〜♪デデューの演技に見とれていると、より彼女の演技を盛り上げるソプラノが今日はいつにも増して場内に響き渡っておりました。どのメンバーにも、これが最後という意気込みが伺えました。
「ようこそ輝く時間へ」へ続くセッティングの間、大きな風船が高い所から沢山降ってきます。風船がステージ近くまで降りてくるとスタッフが撤収していくのですが、ステージ上まで到達してしまった風船は、人形達が、ステージ下に蹴飛ばして落していました。短い時間の中で、アクトもスタッフも必死に仕事をこなしておりましたヨ(笑)
曲が始まる時、ピエロのダンサーが穴から飛び出てきます。今日は小さい風船を持って登場しました。そして鉄棒のワイヤーのところにくっつけて演技がされていました。大きな風船と併せ、いい味を出しておりました。(一昨日は無かったです)
はじめのMCで「4年がかりで作ってきたショーもついにこれが最後のステージになりました。長かったようであっという間のシーズンでした。・・・とにかく全員、残りの力を振り絞って頑張ります。どうか皆さん最後まで見守ってください」と言われた時、本当に今日が最後なんだということを実感しました。
鉄棒を撤収するとき、鉄棒をたたみながら、わざと小さな風船を割っているように思えました。一度ならず、何度も割れる音がしていましたので・・・(毎度細かい芸ですね)
「ハルジョオン・ヒメジョオン」忘れもしないメイキング番組でのシーン。思うように演技が出来ずにプロデューサの事を愚痴っていたユーミン。きっと沢山の努力と練習を重ねてこられたのでしょう。見事なフライングが今日も大成功\(^O^)/最後のフライング・・・ユーミンは何を思い飛んでいたんだろう?そう思うと、胸に迫るものがありました。アクターがある日はエビフライに見えたり、あるときはザリガニに見えたり、金魚に見えた日もあったかな?(笑)笑顔を絶やさずに、やってのける技の数々は、ため息のオンパレードでした。
特に男性に人気のあった(?)「水のダンス」はダンサーのエネルギッシュでセクシーなダンスに目が釘付けになりましたが、コーラスメンバーもかなり頑張っておりましたね♪三人で全身を使ってのシャウト?掛け声?はとても迫力がありました。バンドメンバーもパーカッションをそれぞれ持ってパフォーマンスし、忘れられないワンシーンとなりました。
「時のないホテル」ライトを持った黒服の人が来る度に、ホールドアップしてみました(笑)3回、数秒間ライトを当てられちゃいました(^^ゞ楽しんだもの勝ち!ですね。ライトの残像が暫く残る位、眩しかったですぅ〜(笑)クライマックスシーンは、何度見ても圧巻。今日も場内からのどよめきが凄かったです。あのシーンは永遠に語り継がれることでしょう。
「BABYLON」のあとのMCの前に、場内から「ユーミン、ありがとう」の声が。それには手を上げて応えておりましたよ。(これまでは、演出上だと思いますが、会場に対してのリアクションは殆どありませんでしたので、楽日は違うな〜と率直に思いました)
「Delphine」デデューの繊細でありダイナミックであり、もしかしたら日によってアドリブも入っていたかもしれない演技に私は9回触れることができました。シンクロを見てこんなにも感動したことは正直初めてでした。タケミホさんの今日の演技はいつもにも増して表現が大きくキレがあって、デデューとの最後の競演を楽しみながら演技しているように見えました。このショーでのお二人の絆がこれからの益々のご活躍に結びついたショーだったことでしょう。私にとって忘れられないワンシーンとなりました。感動をありがとう!
「SAVE OUR SHIP」なんと、上方から現われた8人の使者は女性だっのです。それもシンクロスイマーだったんですよ。驚きでした。(9回目にして今日知りました(>_<))上方から現われ一度水の中に逆さまの状態で潜り(顔が濡れていました)布をキャッチして上方に帰っていくんですね。デデューにしてもシンクロスイマーにしても、このショーで新境地を開拓されたのですね。そうさせてしまったプロデューサー、凄すぎます。
「SHANGRILAをめざせ」舞台上はユーミンが駆け巡り、観客もそれに呼応しスタンディング。少し目をそらすと、舞台下では、ローディー(楽器を準備する人)が髪に白い紐で作ったエクステンションをつけ(半分ズラみたいなw)ギターを肩からかけハードロッカーのように弾いて二人で盛り上がっていました。そのまま、ステージに登場してもおかしくないくらいのノリでした。(エアギターやっているみたいでした)スタッフも最後のステーのジを自分の場所で楽しんでいるように見えました♪
以前のいつかのツアー千秋楽で、「14番目の月」を演奏してくれた事がありました。スタッフが舞台袖から現われジャンプをしたことを思い出し、今日のサプライズはもしや・・・と勝手な想像をこの時点でしたのですが・・・。
空中ブランコにも沢山のドラマがあったように思います。ショーは生きものという事を、沢山感じたのがこのアクトだったかもしれません。本番に向けてのアクターの練習はきっと想像を絶するものがあったに違いありません。他のアクトも同様に思います。私は不謹慎にも「成功して当たり前」位な感覚ではじめは見ていました。回を重ねる毎に、自分の間違いに気付かされました。アクターの動き一つ一つを望遠鏡越しに見つめていると、映像が霞んでいくのです。訳もなく涙が溢れてきてしまうのです。壮大なバックコーラスがより臨場感を掻き立て感動の連続でした。最後まで無事故で終えられたことに心から拍手を送りたいです。
感動のシーンが終ると、かほりんのパーカッションがせり上がります。今日のソロ、迫力ありましたね〜♪続いてドラムソロ。芸大出身格闘家ドラマーの村石さん(笑)秘めたるパワーは並じゃありませんね。涙ぐんでいる自分の心に渇を入れられたような魂のドラムソロでした。
「真夏の夜の夢」松明をもってダンサー登場。しなやかでありセクシーなダンスは本当にステキです。それに負けていないユーミンの軽快な動きもとてもステキでした。舞台上に繰り広げられた地上と水中の美。噴水も加わって、室内とは思えないような見事なステージングは場内を更に一つにしてくれました。曲が終ったあとの歓声が凄かったです。ここで本編終了。曲の終了と共に、客席は立ったまま手拍子が・・・
オープニングの衣装に着替えたバンドメンバーがスタンバイ。物悲しいイントロが流れユーミン登場。場内大拍手でした。
「人魚姫の夢」舞台中央で歌うユーミン。しっとりと歌い上げる姿を見つめていると、またまた自然に涙が溢れ出てきます。もう理屈じゃないですね♪この曲を聴くたびに、シャンVの映像が永遠に自分の心の中に映し出されるんだろうな〜。
「Carry on」できれば時間が止まって欲しかった。武部さんの奏でるイントロが流れ「とうとう来てしまった、この瞬間」これが率直な気持ちでした。♪終わりの無い長い道を・・・ユーミンの第一声を聴いただけでダメでした。あとからあとから込み上げてくるものがありました。途中、会場全体がミラーボールの光に照らされます。あの瞬間から更に涙が溢れ出します。素晴らしいショーに参加できたこと、素晴らしいアクト達に触れることができたこと、触れたことによって、なんだかわからないパワーをいただけたこと。「みんなみんなありがと〜!!」そんな気持ちで会場全体を見つめておりました。
最後の出演者の紹介。ユーミンの声は上ずっています。目には涙を溜めています。それを見て聴いたときから、益々こちらも感極まってしまいました。登場するアクトの何人かはベースの田中さんとハイタッチして進んでいきます。互いの健闘を称えあうかのようで、美しい光景でした。紹介されたメンバーは人によっては直立不動で立っていたり、客席に向かって手を振っていたり、それぞれでした。演技の時とは違う表情に紳士&淑女を感じました。皆さんステキな方々ばかりですよね〜。最後に紹介の武田美保さんがコールされると一段と大きな拍手があがりました。ユーミンの歌声にアクター全員が胸元で手を合わせ、あの瞬間を迎えます。「Carry on!」のユーミンの叫びと共に、アクターはひざまずきユーミンの方に両手を差し出します。このポーズはこの時だけだったのでしょうか?特別な感じがいたしましたね。
ユーミンは中央の円形ステージで手を振り、アクターは一番外側の円形ステージで、客席に向かって手を振りながら退場していきます。シンクロスイマー達は中央の円形ステージから一旦プールに降り、水中から退場になるのですが、ユーミンはステージ上から母のような眼差しでスイマー達が退場していく後姿を見送っておりました。忘れられないシーンです。皆さんが退場され、ユーミンは4方向に移動しながら客席に向かい手を振ってくれていました。最後に花束の位置に戻り、別れを惜しむかのように、ゆっくりと花束をプールに置き退場されました。(涙・涙)
「Au Nom de la Rose」が流れはじめました。スモークが煙る水面にデデューの水中スピン?によって出来た円が描かれます。「私はここよ」って水中からアピールしているようにいつも私には見えていました。デデューは、客席に向かって投げキッスをしたり手を振ったりしながら最後の演技をしてくれました。(この日だけだったように思います)場内からは暖かい拍手がデデューに贈られていました。自分にとって生デデューは見納めかな?いつか何処かでまた見ることができたら幸せだな〜そんな事を思いながら、しなやかな泳ぎに別れを告げたのでした。
終ってしまった・・・でも誰も終わりだとは思っていません。ほとんど席を離れる人はいなかったように思います。アンコールの手拍子、はじめほんの少しだけバラツキがありましたが、あっという間に一つに・・・舞台下にいたスタッフも手拍子をしています。アンコールを願う気持ちは客席もスタッフも一緒ですね。プールだったステージがいつの間にかフラットになっています。うっすらステージ上に灯りが点くと、シンセサイザーの音が流れ始めました。会場内は歓声と共に大拍手。すると・・・ユーミンとデデューが登場!ユーミンは胸元にスパンコールで描かれたドルフィンの絵柄の白のタンクトップに白のパンツ。デデューはオレンジのガウンのようなドレスにゴールドのサンダル。2人はステージに上がるとハグしていました。反対側の階段から武田美保さんが登場し、ステージ中央で3人で抱き合っていました。三人それぞれ客席に向かって手を振ってくれています。デデューは親指を客席に向けてアピール。演技の時とは別人に思えるくらい、細身でフランス人形のようで可愛かったです。(お顔、本当に小さいんですね)続いてアクター達がそれぞれに一輪づつ包まれた薔薇の花を持って登場。舞台中央にいるユーミンに渡している(んだと思いますがもみくちゃで見えませんでした)ようです。次から次へとアクターが登場し、それぞれの演技の衣装で登場でしたので、ライトに照らされた舞台中央がとても鮮やかで綺麗でした。最後にプロデューサーの松任谷さんも登場されユーミン・デデュー・タケミホさんはアクターに持ち上げられ、一段高くなった状態です。松任谷さんは胴上げをされておりました。円陣を組んで、手を繋ぎ客席に向かい順々にお辞儀をしていき、また順々と頭をあげていき、順番に出演者が退場しはじめた頃、タケミホさんと松任谷さん、デデューと松任谷さんが、順にハグしていました。その後、ユーミンが松任谷さんを見つけて、頭をポンポン(なでなでかな?)して労を労いあっているような光景が微笑ましかったです。ここで一度皆さん退場になりました。(ユーミンは花束を抱えながら)
場内からは更に「アンコール」の掛け声と共に手拍子が始まりました。すると、ユーミンが一人で登場!!「ありがとうございました」と「ひこうき雲」を歌い始めると・・・
デデューとタケミホさんと、ベルトの演技の男性が階段からステージに上がってきて、外側の円形ステージの上に座り込みました。続々とアクター達がステージ上に戻ってきてくれ、ユーミンを体育座りで囲むように円陣を組みました。手を繋いで上にあげて、左右に体を振りながら(手つなぎブリザード状態)「ひこうき雲」を聞いていました。場内は、手拍子(>_<)←(これは似合いませんね)する人や、ブリザードのように手を揺する光景がありました。静まりかえった中での武部さんのピアノのみのひこうき雲、良かったですよ〜♪曲が終わると、アンコールの手拍子がアクターから鳴り出しました。客席も呼応して手拍子の嵐です。ユーミンは武部さんのところに駆け寄って打ち合わせ(笑)曲が決まったようです。
「ステージでこんな感動したのは、今まで色々あったけれど、今夜のこと、一生忘れません」と言われ「春よ、来い」を歌ってくれました。アクター達が手拍子をしてしまい(>_<)それに合わせて場内も手拍子に・・・(>_<)
感動のトリプルコールとなりました。弾ける曲を想像しちゃいましたが、ちと違いましたね(苦笑)
気が付いたら9回参加している自分がおりました。「時間と余裕があればもっと見たかった」ショーでした。夢をありがとう!感動をありがとう!今は感謝の気持ちしかありません。
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