ユーミン 大好き!神戸っこ ユーミン 大好き!神戸っこ

ユーミン 苗場 2025 管理人レポ 2月6日初日
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「松任谷由実SURF&SNOW in Naeba」 2025年、Vol.45の開催が決定しました!

新潟県・苗場プリンスホテルにて、2025年2月6日(木)から20日(木)まで全8公演。

こちらでは、SURF&SNOW in Naeba Vol.45、ユーミン苗場2025の管理人が鑑賞した2月6日初日のレポをお届けします。
【2月6日(木)初日】
 
初日前日の2月5日
 
2月5日、東海地方から中国九州地方が大雪予報のため、友人のアドバイスをもとに高崎で泊まることにした。それは高崎からは新潟行きの上越新幹線、敦賀までの北陸新幹線にわかれていて、遅延や運行中止があってもどうにかなると言うものだった。
2月5日夜の東京駅
2月5日深夜の高崎駅
 
高崎から苗場プリンスホテルまで
 
2月6日、高崎は曇り空。新幹線は無事に高崎を7時32分出発、越後湯沢8時2分に着いた。朝早かったので、駅構内のお土産は全てオープン前だったのは残念。雪が降っていたが、9時出発のシャトルバスは苗場プリンスホテルに定刻通り着いた。さすがに早すぎて、フロント前のお祝い花はなかった。
朝早くの高崎駅
越後湯沢駅構内のお土産ショップ
越後湯沢駅前のバスロータリー
 
苗場プリンスホテルに到着
 
9時50分頃、TOYOTAの展示がある6号館に移動した。まだ準備中ではあったが、展示車のセリカ・GRヤリスラッピング車両に訪日外国人は興味があるようで写真を撮りまくっていた。展示内には見たことの無い歴代のSURF&SNOW in N aebaポスターがあり、感動した。また6号館のフロント前の柱は、苗場ロゴ仕様になっていて、45周年を盛り上げていた。

同時刻、4号館フロント前のロビーには、お祝い花スタンドは無かった。
TOYOTA GAZOO Racingの展示コーナー
6号館フロント前の柱
松任谷由実SURF&SNOW in Naeba過去のLIVEポスター
ブリザーディウムロビーへ移動

ブリザーディウムロビーに設置の大看板、歴代サポートミュージシャンを眺める。数えると50名のミュージシャンが掲示されている。

昨年VOL.44終了直後から制作していたものが、お披露目できると確信できたのだ。

ブリザーディウムロビーに掲示の大看板
シャトレーヌでランチ

シャトレーヌで友人たちとランチ、パフェ、カクテルで乾杯。今回このシャトレーヌで!!!

シャトレーヌ入口
4号館フロント前のお祝い花スタンド

シャトレーヌでの語らい後、チェックインのためにフロントへ。ロビーにお祝い花スタンドが設置されていた。

お祝い花スタンド
 
オリジナルグッズ販売コーナー
 
17時頃、オリジナルグッズコーナーの並び状況探索にでかけた。列は例年通り、長く長く続いていた。いつもでしたら列に並び、自身で並びの状況やコーナー内の様子を見るのだがすっかり忘れてしまっていた。

18時30分ごろ、ブリザーディウム入場列の先頭に並び、バーでドリンク購入後に一旦出て、グッズコーナーの様子を写真に納めることにしたので一安心。
グッズコーナー入場のための並び列
グッズ販売の案内板
会場受取の案内板
 
開場のようす
 
2月6日初日、なので開場時間前に並ぶことにしたところ先頭であった。20時20分頃、開場が始まりスマホにスタンプを押された。今回から特定チケットとしての入場となるが、特段の対応の変更は無かった。

スタッフ誘導でPA席の前を通り、舞台上手下で待機することになった。ステージに進む前にオーダーとお会計を済ませ色付きの札を渡されただが、日替わり店長に渡すとき、一応メニュー名を言って欲しいと言われた。
案内板
ブリザーディウムへあがる階段付近
ブリザーディウム入口前
ブリザーディウム入口前
 
ステージに目をやると目の前にはっきりと見えたのは、荒廃したレンガの柱が8本、古びたバーのようなイメージであった。

このとき思い出したのは、THE JOURNEY特別上映大阪会場での松任谷正隆プロデューサーのトークショー。苗場のネタバレがあり、その内容は「今回の苗場は、お葬式にも近いけどサンキューガイズがテーマ。心配しているのは、テーマがテーマだけにこれで苗場が終わりだと思われるとのこと」だそう。

バーカウンターの準備が整ったところで、本日の日替わり店長である小田原豊さんと今井マサキさんがスタンバイされた。握手や話すこともなく、オーダーしたジャックダニエル(ソーダ割り)を受けとった。小田原豊さんって、きゃしゃでお顔が小さかった。

開演2分前、スタッフからユーミンバーがまだ間に合うとの声がかかるも、「もういいだろう」と言われた今井マサキさんの声が聴こえた。付けていたマイクがオンになっていたのかな?

ユーミンバー閉店のアナウンスがあり、日替わり店長お二人は拍手の中、手を振りながらさがっていかれた。

オーダーしたジャックダニエル(ソーダ割り)
オープニング

21時1分暗転、『GREY』のインストゥルメンタルをバックに、SURF&SNOW in Naebaに出演された歴代のメンバー紹介がユーミンの声で流れる。全てを網羅したわけではないが聴こえてメモが取れたお名前(順番は市川祥治オンギター、田中章弘オンベース、武部聡志オンキーボード、中川雅也オンギター、江口信夫オンドラムス、高橋洋子オンコーラス、須藤美恵子オンコーラス、伊勢賢治オンサックス、佐々木詩織オンコーラス)とロビーに設置の大看板を照らし合わすと、大看板の左上から順番に紹介されているようだ。

その間にステージセンターにグランドピアノが設置され、メンバーが登場してきて最後にステージ下手からユーミン登場しピアノの前に座られた。凄い拍手の中、「こんばんは、45回目の苗場へようこそ。」と云われイントロはユーミンのピアノから始まった。

ブリザーディウムロビーに掲示のポスター
  • 2月6日初日 本編前半の気づき

    • 1曲目『恋は死んでしまった』~3曲目『グレイス・スリックの肖像』

      ユーミンがグランドピアノを演奏し歌唱する。

      2曲目『セシルの週末』での間奏は、遠山哲朗が少し前に出てギターを演奏するのだ。



      3曲目『グレイス・スリックの肖像』終了後のMCでは、デビューコンサートで号泣して歌えなかった、その頃を思い出してという内容だった。ちょっとだけメモ書きから、紹介することに。

      「どうもありがとうございました。3曲続けてお送りしました。ピアノの前に座って歌っていると、デビューの頃のことを思い出しちゃうんです。ここにいらっしゃる方は誰もご覧になっていないと思いますが、私はデビューコンサートのときにピアノの前で歌い出そうとしたら号泣しちゃって。ずっと泣きっぱなしのまま1曲も歌えなかって終わってしまいました。~~~あれは一体なんだっただろうと思いますし、自分の性格をよく表しているなと思います。~~~今回は苗場45回目、一つの区切りでもあるのであの頃を思い出しながらピアノガール、そういう流れなのであの頃の曲を何曲かお送りしたいと思います。」



      4曲目『ベルベット・イースター』~6曲目『翳りゆく部屋』

      ユーミンがグランドピアノを演奏し歌唱するのが、3曲続いた。



      5曲目『ひこうき雲』

      頭上のミラーボールにオレンジ色のライトが照らしだされのが、夕焼けを感じさせる演出だ。



      6曲目『翳りゆく部屋』終了後のMC

      「どうもありがとうございました。あの頃はレパートリーが少なくて、何度も何度も同じ曲をやるものですから、指が覚えていて~~今回転調したりすると混乱して大変でした。忘れたくないものを忘れるくせに、忘れたいことを忘れられないということが年を重ねることかな。~~何年かすると私は預言者だったのかもしれないと思ったりして。ではそんな曲を聴いてください。」



      7曲目『Miss Lonely』

      始まったのはこの楽曲、イントロは小林香織のサックス&今井マサキのギターからスタート。ユーミンは、ピアノから立ち上がりステージ正面で歌唱。「白い髪を編んで見せる♪」では、ユーミン自身が髪を触ってみせた。



      8曲目『時のないホテル』

      イントロが始まると、佐々木詩織がピアノへ移動する。何がはじまるのか?

      佐々木詩織とユーミンの二人でグランドピアノを立ちながら交互に演奏し歌唱する、そのマイクにはエコーがかかっているのだ。

      終盤には、バンドメンバー遠山哲朗・浜崎賢太・小林香織・今井マサキもステージ前に出てきて演奏する。
 
リクエストコーナー
 
ユーミンが武部聡志を紹介したとき、キーボードではなくグランドピアノへ移動。武部聡志がグランドピアノで伴奏しユーミンが歌唱するという、リクエストコーナーでの楽曲は、贅沢な時間を共有するものとなった。
 
  • リクエストコーナーのようす

    • プレゼント紹介が済み、まずは下手側ブロック指名のため移動されたユーミン。ユーミンが舐めまわすようにオーディエンスを見ていると、誕生日!誕生日!と叫ぶ男性の声。「誕生日は誰にでもくるの。」と諭すユーミンであった。そのブロックで指名されたのは、愛知県から来られた男性、苗場13回目だとのこと。俳優の卵みたいと、男性の感想を言われたユーミンだった。

      リクエストは『冬の終り』。

      中学1年生のときに、グループ交際をしている中の1人からラブレターを貰ったが、返事ができなかった。初めてのことだったので返事をするのが怖くなって、その後会うこともなかった。2つ目のエピソードは、人生の中で初めて告白したのが今の奥さま。奥さまも登壇者も『冬の終り』が好きだということで、リクエストされたとのこと。 歌い終えたユーミンが聞かれた感想は、中学時代を思いだしたと。「思いだすことは、最高の財産ですよ。」と言われたユーミンに、オーディエンスの歓声が凄かった。



      2人目は上手側から、男性が指名された。リクエスト曲は『まぶしい草野球』。登壇された男性は、こんな体(痩せた感じ)なんで女性に間違えられると。ユーミンに名前を聞かれての回答が凄く受けたのか、ゲラゲラ笑うユーミンであった。

      埼玉県から来られた男性のリクエストエピソードは、義兄からカセットテープを貰い初めて聴いたのはユーミンであったと。 歌詞カードを貰わず歌ったためか「青い背番号♪」からあとの歌詞を忘れ、「さびにいくよ」でボロボロになるユーミン。最後は「無事歌い終えました。」と。写真を撮ってもらったときに登壇者は、ユーミンの肩に手を回して撮ってもらう強者だった。



      3人目は、真ん中のブロックから女性が指名された。リクエスト曲は『Holiday in Acapulco』、ユーミンはどうぞと登壇するように言われた。進んでくる女性をみるや否や、「あっ!メキシコ旅行から帰ってきたばかり?」とユーミン流の歓迎の言葉を発った。埼玉から来たと言う女性は、涙ぐんで登壇。リクエスト理由は、この曲を聴いてコロナ禍のときに、旅行に行った気分になっていたと。歌い終えられたユーミンは「自分でおさらいして、楽しかったです。」と最後に。腰に手を回して写真を撮る二人であった。
  • 2月6日初日 本編後半の気づき

    • リクエストコーナー終了後のMC

      登山家故植村直己氏の話をされた。その内容は

      「昨年は登山家の植村直己さんが亡くなって、40年だそうです。兵庫にある植村直己冒険館ってところに、私が植村直己さんのことを思って作った歌の歌碑がもうすぐできるそうです。亡くなるはずはないと思っていたから、ニュースで知ったときはショックでした。人には必ず終りがあるんだなあって、亡くなるはずはないって思うでしょうね。ではそんな歌をお送りしたいと思います。」



      9曲目『星のクライマー』

      イントロは、今井マサキのギターから始まった。終盤、ユーミンは左手で天を指すような仕草を見せた。それは植村直己氏にリスペクトされたと・・・。



      14曲目『中央フリーウェイ』

      佐々木詩織は、プレイウッド、シェイカー、タンバリンなどのパーカッションを使いながらコーラスされていた。実に器用なミュージシャンだ。

      ※楽器はネット上で調べたもので、実際使用されていたものと違っていたらご容赦願いたい。



      14曲目『中央フリーウェイ』終了後のMC

      今回のセットリストは、チームでライングループを作り、希望を募ったことが明かされる。これから歌う2曲は、今まで歌ったことがない曲であるとのこと。その内容は

      「どうもありがとうございました。今回のセットリストは、LINEでグループを作って裏テーマに沿って、周りのスタッフやみんなから募りました。〜〜〜今まで一番周りの意見が反映されたセットリストになっています。次の2曲はステージで全くやっていない曲で、セットリストに入り焦りましたが。メロディを忘れていたり歌詞がどうだったかなとか、リクエストコーナーでもちょくちょくありますけどそんな曲をお送りしたいと思います。」

      その2曲は、15曲目『離れる日が来るなんて』と16曲目『Early Springtime』。

      15曲目は白っぽいライティングが印象的、16曲目ではユーミンはグランドピアノにもたれかかって歌唱する。『Early Springtime』、先月写真展で金沢に行ったときにずっと聴いていた楽曲であった。能登を思い、号泣してしまった。



      16曲目『Early Springtime』終了後のMC

      ユーミンが苗場に関わってくれた全ての方々に感謝の気持ちと、これからの苗場への決意を述べられている。その内容は

      「どうもありがとうございました。苗場が始まって45年、始まったときに生まれた子供は45歳、もう定年近いか。45年休まずずっと続けてきたって、凄いと思いません!今回はそんな私を支えてくれたたくさんの人たち、もちろん皆さんのことも心に刻みながらやろうって決めてやってきました。ミュージシャンだけでも凄い数なんです。〜〜〜長い年月のリアル。ここから先の数字は、私にも想像がつかない。登山って言ったら9000メートル級の山かも。だから1年ずつ1歩ずつ丁寧に登っていって、来年はもっと高い頂上でみんなに会いたいな。今日は、わざわざ苗場まで来てくれて本当にありがとうございました。」



      MC後の楽曲は、2曲を披露するが静と動の対照的。

      静は17曲目『私のフランソワーズ』で、ユーミンがグランドピアノを演奏し歌唱する。

      動は18曲目『14番目の月』、曲の途中でメンバー紹介がある。本日お誕生日の小田原豊は、「お誕生日小田原豊、ドラムス!」と紹介された。 終盤、歌唱途中で舌を出す場面に遭遇したがそれはユーミン独特の呼吸法だ。最後は立ってピアノを演奏されていた。

      最後の最後「つぎの夜から♪」の歌い出しから、ユーミンは笑いながら歌唱していたが、メンバーとのあいだに何かあった模様。

      23時8分、本編が終了した。
アンコール

たくさんの拍手と多くの歓声の中、衣装替えでユーミンが登場したのが23時13分。始まったMCでは

「どうもありがとうございました。今年もこのライブが開催できたのも、皆さんのおかげ!そしてこのバンドのおかげ。それからスタッフのおかげ!本当に感謝しています!スタッフがゲレンデで当日券を売っていたことが、昨日のことのようです。あの気持ちを忘れずにこれからも続けるから、よろしくね!」

MC終了後に始まった1曲目『Hello, my friend』

ユーミンはオーディエンス一人ひとりを見るような感じで、ステージを左右に移動しながら歌唱されていた。



2曲目『BLIZZARD』の終了後、サポートメンバーがユーミンと一緒に横一列になり手を繋ぎ一礼されるのだ。拍手と歓声が鳴り止まない中、下手からはけていった。

4号館からゲレンデに出た入口付近
 
ダブルアンコール
 
スポットライトがあたり、ユーミンが手を振りながら出てきたのは23時24分。ほぼ同時ぐらいにステージには、武部聡志と遠山哲朗がスタンバイされた。

始まったMCでは「本当にほんとうにありがとうございます。当たり前のように毎年続けてきたけれど、ステージをやっていてふと奇跡のようだなあって思って、胸が熱くなる瞬間があります。昨日あたりまで凄く館内が賑わっていて、中国の人でいっぱいで。でも同じアジアンだから、それがたくさんあるのが80年代とか90年代とかいるような錯覚を覚えて、この場所でいろんなものを見てきたなって思うのです。スキーの起源自体はヨーロッパの北かもしれないけど、こういうカルチャーはここから始まったって。それは30年経ったあたりで中国の人も気づいて、影響あると思ってとっても嬉しいです。これからも誇りを持ってこの場所を守り続けていきたいと思います。ほんとにありがとう!みんなのおかげ!」

武部聡志のキーボードと遠山哲朗のギターの二人だけの伴奏、曲は『GREY』だ。

「指先なつかしむ♪」では、指先で細かな動きを表現されたユーミンであった。楽曲終了後、「ありがとうございました!」で、左手を高々と上げて振りながら下手へはけていかれた。
トリプルコール

23時32分、ステージセンターに進んだユーミンは深々と一礼。一緒に登場してきたのは、武部聡志であった。ユーミンの衣装が目に入ったが、グッズのTHANKS GUYS 似顔絵オープンシャツであった。

武部聡志の奏でるキーボードからのイントロは、『卒業写真』であった。

「悲しいことがあると♪」の出だしから、ユーミンは左手で一緒に歌ってと合図を出された。待ちに待ったとばかり、オーディエンスの合唱が始まった。

直後ユーミンは、4列目の女性にアイコンタクトをおくられた。ほぼ目の前だったので瞬間が見えたが、女性と真横の方は驚きと嬉しいそうだったのが印象的。

楽曲終了後、ユーミンは深々と一礼。その後手を振りながら、武部聡志も同じく手を振りながら下がっていかれた。

苗場スキー場ゲレンデ