ユーミン 金沢 イベント | ライフ&ファッション 金沢ウィーク フォーラム&アワードに出演のユーミンをレポート
  各種メディアに度々美しい着物姿で登場しているユーミンですが、「金沢ファッションウィーク『かなざわごのみ2006』実行委員会」によって「着こなし上手な美人」に選ばれました。その授賞式とフォーラムの模様を、参加した管理人がレポしましたのでご覧ください。  
 

■開催日時:2006年10月17日(火)

■開場時間:18:00 開場/18:30〜20:50開催(予定)

■場所:金沢市文化ホール 大ホール


≪内容≫ 第一部
加賀友禅の新作発表
着こなし上手な美人 授賞式
国字グランプリ 授賞式

第二部
ファッションフォーラム
・テーマ「和の知恵が最先端」
・パネリスト:松任谷由実/原由美子/福光松太郎
・コーディネーター:浜野保樹
 
    10月17日開演前の金沢    
    12:00
管理人は、今朝金沢に来ました。ユーミンが参加される、ライフ&ファッション 金沢ウィーク フォーラム&アワードのイベントを観にきました。
ユーミン聖地とは関係ありませんが、先ずは通称忍者寺を散策に行ってきました。案内人がいますが、迷路なんです。 
 

    13:00
お昼は、ちょっと贅沢しました。ユーミンがよく行かれるお寿司屋さん、写真は甘海老です。とろけるように、甘かったですよ。  

    15:00
ここは、21世紀美術館の市民ギャラリーA入口。この会場で、10月18日(木)から原由美子氏監修による加賀友禅の展示会があります。イベントに申込みされた方でハガキ持参の方は、粗品が貰えるようです。  

    16:00
本日のイベント会場、金沢市文化ホール 大ホール前。既に、数名の方々が並んでおられました。  

    10月17日第一部    
  18:35  
会場内暗転後、ビデオスタート。その後、司会者秋本和美(女性)氏(フリーアナウンサー)より開会の挨拶。副実行委員長金沢市助役より、開会の挨拶。
【加賀友禅 金沢小紋 新作発表】
原 由美子氏紹介。
司会者と原氏のトーク−昭和中頃の派手派手しさの良さを残しながら、今の時代に沿った華やかさを出した。原氏の原点は、幼少の頃の日本舞踊である。「着物が好き」という気持ちが大事であると言われた。

  19:00(若干の表現の違いはご容赦ください)  
着こなし上手な美人 授賞式
「春よ、来い」が流れる中、毎田氏作の振袖姿のユーミン登場。「どうも、こんばんは。大好きな金沢で、この機会を持たせていただき光栄に思います。」と、ユーミンの第一声。続いての言葉には、「華やかさを敬遠してしまいがち。振り袖を着たのは成人式以来10年ぶりで、加賀友禅の振袖を着ることは一生無いと思っていた。」とユーミン。会場は、笑いの渦でした。
認定書を副委員長より授与、その後、原由美子氏登場(左より司会者、原氏、ユーミンで立ったままのトーク)
原氏、「昨年の紅白に着物、実家が呉服店、昨年の渡辺プロパーティーで着物で踊っていた姿が印象的だった」と。
ユーミン、「内田裕也氏より、踊れといわれたので踊った」と。続いて、「昔からいっしょに仕事をしていた方より、選んで頂いてうれしい。」、「実家荒井より、グリーンの伊達締めと白の帯締めを持参した」と。
司会者「物づくりの楽しみは?」
ユーミン、「最先端をするのもファッションだけど、今のことを見つめなおすこともクリエティブ。大学を、京都か金沢を目指していた。金沢に、住みたかった。着物の世界は、凄いストイックな世界で心が表れている(工房を見て)。」
原氏、「着物を好きという気持ちが大事である。」

  19:20  
国字グランプリ 授賞式
3名の授賞者が、司会者の紹介とともに壇上へ。浅葉 克己氏(アートディレクター)よりの講評。浅葉氏より賞状、浜野氏より副賞を授与。
第一部、19時30分終了。

    10月17日第二部    
  19:40  
第一部との約10分間、舞台左より浜野保樹氏、原由美子氏、松任谷由実氏、福光松太郎氏の席を配置。
ファッションフォーラム「和の知恵が最先端」がスタート。司会者より、浜野・福光・原を順番に紹介し各人が席に着席する。
浜野氏、「ユーミンが、急用で帰った。」と発言するがギャグが中途半端だったために、会場からはさほどの驚きがなかった。
福光氏、金沢の思いを語る「世界に通用する、ファッションを目指す。粋がキーワードである。」
浜野氏、「なぜ、原さんはこの仕事を引き受けたか?」
原氏、「浜野氏は、必死で断る方は選ぶ方だから断っても引き受けた。」
ユーミン杉浦氏作の訪問着(薄黄色)で19時53分登場。席前で、くるっと回って客席に披露。
ユーミン、「金沢は、国内留学がしたいほど好きな街である。MRO放送の「日本列島、ここが真中」に出演していてこれでラジオが好きになった。」
浜野氏、「実家の呉服屋があって、着物に興味を持ったのか?」
ユーミン、「そろそろ着ないと、死んでしまって持って行くには・・・。」
浜野氏、「ユーミンはファッションリーダーであるが、和服を着たときは?」
ユーミン、「着物にもよるし、場合によってはコスプレにもなる。」
浜野氏、「普段は着物を着るのか?」
ユーミン、「ここ5年ぐらいはよく着る。」
浜野氏、「ユーミンから見て、金沢はこうなって欲しいという希望はあるのか?」
ユーミン、「このままでいい。ずっとそうだということは、変り続けているってこと。」
浜野氏、「クリエイターとして、常に継続し成長していっているユーミンは凄い。何か、意識しているか?」
ユーミン、「感動していられれば、良いってことです。」
浜野氏、「ユーミンのようなネットワークを活用するには?」
福光氏、「ラジオ番組関係者との関係構築が、ユーミンが金沢を好きになっている一因だと聞いている。出会いを大切(パーソナルな分)に、関係を構築していくのが街の活性化に繋がる。」
浜野氏、「金沢市民全員が、着物を着る日を作りたい。」
ユーミン、「天理教みたいですね。」と。会場が、笑いの渦でした。
原氏、「東京は、服をカッコよく撮るのが大変なんです。金沢は、画になる。街が、緑とのまざりが自然である。
浜野氏、「パリは、室外機が無く大変。しかし、街が維持されていく。ユーミンは、金沢に来るとどこに行くか?プログなんかに書くと、大変だからな・・・。」
ユーミン、「卯辰山へジョギング。天神橋までタクシーで行き、そこからジョギングする。秋も、良い感じですよね。ハンガリーのブタベストが、金沢に似ている。21世紀美術館も、3回行った。」
浜野氏、「コンサートの場所の設定は?」
ユーミン、「流れる楽曲に、演出がある。演出が決めるが、自分が日本画をやっていたことも大きい。色や温度など、詩に出ないこともあるがある。」
浜野氏、「キャンティ川添氏、’あずま歌舞伎’を世界へプロデュースされた。ユーミンは、キャンティに出入りしていたが学んだものは何か?」
ユーミン、「日本のもの、海外のものは関係なし。自分の中で、化学反応をおこしながら学んでいく。」
浜野氏、「ユーミンでなかったら、誰だったのか?」
原氏、「日本人は皆、着物がよく似合う。小泉前首相は、よく似合っていた。」
ユーミン、「イチローとか、似合いそうですね。」
浜野氏、「金沢の皆さんが、着物を着る日は難しかったのか?」
福光氏、「和服を着ると、洋服は似合っていなかったと感じる。」
浜野氏、「着物を着てツイストを踊っているユーミンを見て、これだと思った。ここで、踊って欲しい?」
ユーミン、「高いです!」
浜野氏、「なんでぼくが、袴を着なくちゃいけないのか?」
原氏、「男の人の正装が欲しかった。」
ユーミン、「着物を着て、遠いところに行かれるんですか?」
浜野氏、「公務員ですから、お金ないですから。どこにでも、着物で行く。第1回目がユーミンだから、感謝している。今後の活動は?」
ユーミン、「私は出ませんが、12月にイベントがある。来年シャングリラがあり、初夏からのスタートする予定。」
浜野氏、「金沢に対して、希望とかあるか?」
ユーミン、「私にとっては、着物に興味がある。特に、夏の着物を置いてあるところが少ないのでおいて欲しい。」
浜野氏、「原さんへ、1年やっていただきありがとうございました。」
原氏、「人が着て帯を締めて、というのが一番美しい。明日、飾ってあるのを見ると大変嬉しい。」
浜野氏、「一番感謝しているのは、真中のお二人(ユーミンと原由美子氏)。
全員が拍手の中退場。20時40分、司会者より閉会のことば。

イベントの主旨は、最終的には金沢の街の活性化を達成さすというものでしたが、市民と密接に関係のある衣食住を見直していこうというものでありました。衣食住を同時進行で活性化に結びつけるのは難しいので、先ずは衣から始めることになったそうです。金沢では加賀友禅が有名ですが、普段はあまり着物は着ないそうなので、普段でも着れる着物作りを目指し原由美子氏プロデュースで 加賀友禅の職人さんたちと手を組まれ、加賀友禅の伝統的なものは継承しまた現在にマッチするようにアレンジして色々な着物が完成したそうです。
また物つくりだけに視点をおかず、それを披露して宣伝して効果を狙うという意味も込めてまた誰もが納得いく「着こなし上手な美人」の受賞者にユーミンを選んだそうです。しかしユーミンを選んだ本当の理由は、原由美子氏がメディアを通して、ユーミンが出席された渡辺プロ50周年記念パーティーでのユーミンの行動だったそうです。着物姿でツイストを踊っているユーミンを見て、第 1回目の着こなし上手な美人にはユーミンと決められたそうです。また原由美子氏の観点とは別に、浜野氏は1回目にユーミンを選べば次回に続くときに1回目がユーミンだからそれ以降も大物を選ばなければならないという使命感や注目度のことも考えたそうです。出席されたユーミンは、ゲスト。台本のないトークは、ユーミンにとってもそうだと思いますが客席の我々も心地いい緊張感が ありました。ユーミンは、一言一言言葉を選びながら発言されましたが、中にはジュークも飛ばされていましたよ。
管理人はこの手のイベントは、初参加でした。即効レポでは、会場内で書いていたメモをそのまま掲載していましたので、若干内容的なことは判りづらいものになったと思います。会場での様子が、皆さまに伝われば幸いです。

    10月18日「いま着たくなるきもの」展示スタート    
    11:00
金沢21世紀美術館『市民ギャラリーA』にて、ファッションディレクター原由美子氏がプロデューサーとして「いま着たくなるきもの」をテーマに金沢の現代の名工たちと一緒に新しいきものづくりに挑戦した作品が展示されていました。
また前日の10月17日(火)金沢市文化ホールにて、ユーミンが着られていた着物2点も展示されていました。会場入口傍の展示コーナーに、2点(「千趣」振袖 毎田健治氏(授賞式時着用)「四季茶屋辻図」訪問着 杉浦伸氏(ファッションフォーラム時着用))とも展示されていました。
 

    15:00
卯辰山に上がる入口付近の橋、天神橋です。10月17日のファッションフォーラムで浜野氏から、「ユーミンは金沢に来るとどこに行くか?」と尋ねられたときにここの場所が出てきました。ユーミンは、この天神橋から卯辰山頂上までジョギングされるそうですよ。  

    イベントチラシと北国新聞(※切抜は(C)北国新聞)    
   

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