ユーミン 金沢工業大学 学園祭イベント | 金沢工業大学トークイベントに出演のユーミンをレポート
創造学 工大祭スペシャルトーク「歌が生まれるとき」
  金沢工業大学の創造学は、映像や音楽、ゲーム、ロボット開発など、第一線のクリエーターを講師にお迎えして実施する公開講座です。 82回目を迎える今回は、ユーミンを講師に迎えてのスペシャルトーク。その模様を、参加した管理人がレポしましたのでご覧ください。  
 

■開催日時:2008年10月13日(月祝)

■開場時間:12:30 開場/13:00〜14:30

■場所:金沢工業大学 多目的ホールステージ

■タイトル: 歌が生まれるとき


≪出演≫松任谷由実

≪聞き手≫立川 直樹(プロデューサー)

定員: 500名

*会場の都合により、ご入場いただけない場合があります。
 
    10月13日金沢工業大学のイベント    
  朝4時15分頃、会場となる建物前に到着。既に2名の方が寝袋の中。20年前のチケット取りを思い出しました。それから6時過ぎに4名の方が到着。個人的に、前後の方々にはお世話になりありがとうございました。
8時を過ぎそして9時を過ぎ、どんどん人が増えてきました。10時、係りの方から会場入口付近へと誘導。約50名は椅子に着席。この時点で、200名ぐらいがユーミンの登場を待っていたのでした。
 
  工大6号館入口
予定通り12時30分開場。約700の席は満席。立見が出るほどの盛況ぶりです。開演までのバックミュージックは、もちろんユーミンソング。場内は緊張感いっぱいの雰囲気。

13時8分、立川氏が先に登場。ユーミン紹介後本人登場。
ブルーの感じが強いグリーンのミニのワンピース、オレンジがかった茶色の革のハーフジャケット、こげ茶のショートブーツに髪はうしろで束ね前髪は垂らすと云った感じ。OO歳には見えない可愛いユーミンでした。

舞台に向って右の席にユーミン、左に立川氏が着席。
 
 
立川氏から簡単に現在のユーミンの状況を説明。
当然?ニューアルバムの話になったが、峠を越して全体像が見えてきたとユーミンから心強いことばがあった。
その後、シャングリラVの話があり「Happy Birthday to You〜ヴィーナスの誕生」の映像(DVD)を観た。歌を視覚化しているとユーミンと立川氏。
シャングリラ製作の経緯を立川氏が質問したところ、サーカスの演出をしてほしいと関テレから依頼があり、楽曲が一番大事だとの正隆さんの考えがあって、自分が出演することになったとユーミンから説明があった。
またユーミンは、楽曲製作方法を「カメラの中で詩を回しているような感じでつくっている」とその一部を紹介。
そしてまたシャングリラVの「時のないホテル」(DVD)を鑑賞。立川氏より、この楽曲を「ブリティッシュな感じがする」と評価され、「アートスクールしていた(立教女学院時代)60年代の影響がある」とユーミンからの答え。
そして、ミュージックビデオの80年代そのままの「時のないホテル」を鑑賞。今もなお、新鮮さがあると立川氏の評価。
創造学 工大祭スペシャルトーク「歌が生まれるとき」看板  
  多目的ホール入口
そして、楽曲製作の話に。
ユーミンは、「創りだすとこうでなくてならないと思う。自宅録音になりクオリティが追求できる」と楽曲製作のときは妥協無しと感じられた。
そしてまたDVD鑑賞に。
Love The Earthの話になりピアノ6台での演奏があった「春よ、来い」の話題になった。このとき、本日の聞き手の立川氏がプロデューサーであった。

ここで立川氏からテーマである「歌が生まれるとき」に話題を。「春よ、来い」は3番を先に創り、ピアノでさびを夫の正隆氏が創ったとユーミンが製作話を披露。詩とメロディーの構造が大切であり、どのような母国語であっても楽曲自体のブレは無いとユーミンも立川氏同意見であった。
そして「Friends of Love The Earth」のラップ曲をDVD鑑賞。先ほどのブレの無い楽曲の話の続きになるが、他国との話の融合性と楽曲がアグレッシブに働いたとユーミンと立川氏から説明があった。確かに、聴いていて違和感は無いと思った。
 
  話はまたまたシャングリラになった。
Uはスケーターを中心に構成。Tは五里霧中、Uはたたき台があったのでTよりは無事に製作された。
Uの「SWEET DREAMS」(DVD)を鑑賞。空中ブランコの演技について、松任谷さんも意地があって成し遂げたと云われた。

そして立川氏よりシルクドゥソレイユ(最近、東京ディズニーランド横にオープン)とシャングリラの比較話をされた。立川氏はシルクドゥソレイユスタッフに「不必要にして内容が長い」ユーミンは「言葉が添え物」との感想。ユーミンは未だ時々、シャングリラVの夢を見るのだそうだ。高いところに上がっていたことを、未だ体に染み付いているようで「シャングリラのためにインプラントが増える」とジュークも。
 
 
立川氏からそろそろテーマのまとめをと。
ユーミンは今後も楽曲を視覚的にどう訴えるかがポイントと。立川氏が「ダイアモンドダストが消えぬまに」ツアーの資料用DVDを紹介と鑑賞。ユーミンから、今でもツアーを構成する前に関係者でみていると云われた。立川氏が「エレクトロニックポップしている」と。正隆氏がアルバムジャケットのアイデアでいこう!と製作を進めていったとユーミンがネタばれ。ユーミンは夫でありプロデューサーの正隆氏を信頼して、口を出さないといわれた。
多目的ホール 舞台  
  多目的ホール 客席
「歌が生まれるとき」、ユーミンにとっては夫正隆氏との共同作業で一切の妥協無しの楽曲を創り続けていくことであると理解できた。

最後にユーミンから、「ニューアルバムは来年3月に発売、CDジャケットは信藤 三雄氏が担当。内容はイタリアンなものに」とリップサービス。

立川氏の「ネバーエンディングユーミン!」の言葉で14時35分に終了。
 
   
  掲載中の文面は、参加した管理人自身によるメモ書きに基づくものです。実際の内容と若干違った言い回し等があるかもしれません。ご了承くださいませ。  
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