松任谷由実 大好き!神戸っこ 松任谷由実 大好き!神戸っこ

写真展 能登 240101 松任谷由実 佐藤健寿 リポート
管理人レポート 管理人レポート
本年2024年1月に発生した能登半島地震の被害を受けた地域では、復興に向けた様々な取組が進められています。

しかし、9月の豪雨災害の影響もあり、一部の地域では未だ観光客を迎えることができない状況が続いています。こうした中、石川県観光ブランドプロデューサーの松任谷由実と、写真家の佐藤健寿さんが協力し、石川県と東京都が連携して、能登の状況を広く発信し復興を応援するための「写真展」を開催することが決定いたしました。

こちらでは、写真展 能登 240101 松任谷由実 佐藤健寿に関連するリポートを紹介します。
【東京会場「SusHi Tech Square 1F Space」】
松任谷由実公式インスタ2024年11月12日

東京会場の様子が、松任谷由実公式インスタの動画でご覧いただけます。

【金沢会場「石川県政記念しいのき迎賓館 ギャラリーB」】
松任谷由実公式インスタ1月10日掲載「松任谷由実・春よ、来い」

1月9日から石川県政記念しいのき迎賓館 ギャラリーBで開催の、「写真展 能登 20240101 -374days later-」の様子がご覧いただけます。

【1月18日金沢会場で鑑賞の管理人レポ】
石川県政記念しいのき迎賓館 ギャラリーBの下見
写真展 能登 20240101。東京会場はJR有楽町駅からほど近いSusHi Tech Square 1F Spaceで開催されていた。期間は2024年11月12日から12月25日までの44日間。どれだけの方々がこの写真展をご覧になったのだろう。私は見に行く機会を逃してしまって、気になっていた。

昨年2024年11月富山県氷見市にお墓参りを兼ねて金沢に行き、石川県政記念しいのき迎賓館 ギャラリーBを下見してきた。紅葉の時期だったので、街はあかずいていた。そのときから写真展は金沢に行こうと決めていた。
 
いしかわ四高記念公園
堂形シイノキ
アメリカ楓通り
大下容子アナのインタビュー

1/10(金)テレビ朝日『大下容子 ワイド!スクランブル』 にユーミンが出演された。大下アナからインタビューを受ける形で、写真展、能登への思いを語られるなかで、気になる点を抜粋した。

・「私も受け入れてもらっているので、見合う貢献をしないとな」とユーミンは思われた

・2024年3月内灘町に行ってみてから「何らかの形で残して、何かを伝えたい」と思って、佐藤さんにすぐに連絡したのが、写真展企画の発想の原点であると

・「感情を入れてはいけないね」と、ユーミンは佐藤さんと話をしている→曲作りの真髄がそこにある、写真展にまでそこがあらわれているとコメンテーター

・「あくまでも冷静に見る人の気持ちに委ねる写真展になったと思います」とユーミン



大下容子さんのインタビュー映像を見たときに、絶対に行くべきだと実感した。

松任谷由実公式X(旧Twitter)1月18日掲載
2025年1月18日金沢会場での鑑賞
1月17日は阪神淡路大震災発生から30年が経った日。

翌日の1月18日、金沢は身に染みる寒さだったが雲ひとつ無い快晴だった。私は「写真展 能登 20240101 -374days later-」が開催されている、石川県政記念しいのき迎賓館 ギャラリーBに来ていた。
 
しいのき迎賓館正面入口
ロビー内
「写真展 能登 20240101 -374days later-」案内板
 
オープンは10時だったが、少し前に開けられた。まずはギャラリー内の撮影が可能か否かの確認をして、撮影を決行した。オープンから10分後、あっという間に人でいっぱいになった。ギャラリー内の様子をご紹介させていただくにあたっては、あくまで個人の所感なのでご了承願いたい。
 
デジタル案内板
しいのき迎賓館 ギャラリーB
「写真展タイトルと開催概要」
正面の大パネルに掲示されている2点の写真とともに、タイトルと開催期間が掲示されている。写真に象徴されるように、能登は美しいと感じ力強さまで感じる。
 
タイトルと開催概要
タイトルと開催概要
「被災地の光景」
中央平台に展示されているのが、「被災地の光景」写真だ。

合計79点の写真が平台に展示されているが、工芸品を展示しているような感じで、写真1点1点が大事にされていると感じた。



右側奥から。

和倉温泉(七尾市)8点、總持寺(輪島市)3点、能登町 7点、内灘町 8点、門前町黒島町(輪島市)3点



左側奥から。

七尾市 5点、見附島(珠洲市)4点、珠洲市 11点、輪島市 30点



輪島市のビル倒壊写真をご覧になっているご夫婦の会話が耳に入ってきた。地盤の柔らかいところだったから、上手いこと固まるかなと・・・
 
「被災地の光景」写真
案内板
「被災地の光景」写真
佐藤健寿さんとユーミンのメッセージ
入ってすぐ右側の木製の台2台に、平台にある写真「被災地の光景」を守るように展示されていた。メッセージを読むと、短い中に力を与えてくれるような感じだ。
 
ユーミンのメッセージ
佐藤健寿さんのメッセージ
説明書き
東京会場来場者からのメッセージ
東京会場来場者の応援メッセージは1枚1枚のカードに記載されてあり、入場者自身がみることができた。右側にある木製の台にカードの束が4点ずつ合計8点、左側には木製の台1台にカードの束が4点、展示されていた。東京会場参加者の方々の応援メッセージは、お二人のメッセージとともに平台の数々の写真を守っているような感じがした。
 
東京会場来場者からのメッセージ
東京会場来場者からのメッセージ
東京会場来場者からのメッセージ
説明書き
正面の大パネル裏
佐藤健寿さんが撮られた写真が展示されていた。1枚のパネルに40点、横7列に縦5段で合計35枚のパネルに、写真1400枚を展示。丁寧に見させていただくと、涙がとまらなかった。
 
佐藤健寿さん撮影写真
正面の大パネル裏
佐藤健寿さん撮影写真
「あばれ祭」
大パネル裏の正面にある木製の台に、写真18点が陳列。

ここからの空間に、エネルギーを感じた。それもそのはず、鑑賞される方々が写真を見入っているのだ。これが気の流れなんだと・・・
 
「あばれ祭」18点の写真
説明書き
「アカシアの花と松任谷由実」
ギャラリー内一番奥の木製の台に写真13点と、「松任谷由実と石川県のつながり」のパネル5点、MVが流されているモニターがあった。MVでは東京会場でのユーミンと佐藤健寿さんのトークが流れている。

「自分のこととして(令和6年能登半島地震)捉えてほしい」とユーミンが云われたのを、見ていた15名ほどの方全員が頷いておられた。
 
MV&写真
MV&写真
ユーミンからのメッセージ
「アカシアの花と松任谷由実」写真
「能登の今」
ギャラリー内一番奥の左側木製の台に写真5点が展示されていた。
 
「能登の今」5点の写真
説明書き
鑑賞しての所感
2015年2月26日、石川県の谷本正憲知事(当時)は北陸新幹線の延伸開業に合わせて観光ブランド力を向上させるため、ユーミンを「石川県観光ブランドプロデューサー」として起用することを発表された。

またユーミンを可愛がられ長らく愛されていた、MRO北陸放送のラジオ局長だった金森千栄子さんが2023年11月22日にお亡くなりになられた。金森さんが当時ディレクターだったラジオ番組『日本列島ここが真ん中』では、デビューまもないユーミンがゲスト出演され、ラジオカーで金沢市内を回り市民との触れあいや出先からの生歌を披露された。
 
テレビ朝日『大下容子 ワイド!スクランブル』のインタビューで、「私も受け入れてもらっているので、見合う貢献をしないとな」とユーミンは云われた。2024年3月内灘町に行ってみてから「何らかの形で残して、何かを伝えたい」と思って、佐藤さんにすぐに連絡したのが、写真展企画の発想の原点であると、テレビの中で紹介されていた。
石川県政記念しいのき迎賓館
開催されている写真展は、被災された方々にお金や物を提供して支援するというチャリティではなく、能登の写真をあくまでも冷静に見る人の気持ちに委ねるものだ。見た人が何かを感じ、そして能登を忘れないという気持ちになっていけば、新しい形での支援となっていくのであろうと感じた。それは心の支援ではないかと思う。
    ユーミンの趣旨が伝わるのはなかなか難しいと思うが、「忘れない能登。心の支援で。」で私自身あり続けていきたい。

    阪神淡路大震災のときもそうだったし、日本全国各地は同じだから・・・
【1月25日大阪会場で鑑賞の管理人レポ】
オープン前&直後の様子
2025年1月25日快晴の大阪。私は「写真展 能登 20240101 -390days later-」の会場であるKITTE大阪に来ていた。11時オープンの20分前、上階にあがるエスカレーター前には待ち順番ができていた。私は7人目、周りの話し声から察すると他の方々は食事やカフェの利用のようだ。後ろを振り返ると、約50名ほどの方々が列を成していた。

そしてオープンの11時、逸る心を押さえてゆっくりとエスカレーターで2階へ進んだ。@JP Cafeへ向かっているのは、私だけのようだった。
 
KITTE大阪
吹き抜けのロビー
吹き抜けのロビー
オープン前のエスカレーター前
ショップ前にはスタッフの方々が大勢おられ、そのうちの一人の方に店内撮影が大丈夫かを確認した。別の方からは、石川県のパンフレットをいただいた。

写真を撮っていてオープンから10分も経たないうちに、展会の中はいっぱいになってきた。それでも見る方々は、じっくりと丁寧にご覧になっておられ、中にはある写真から目が離れない方もおられた。
 
@JP cafe展示会場
看板
@JP cafe展示会場
石川県観光案内パンフレット
佐藤健寿さんとユーミンのメッセージ
店内左端の木製の台2台に展示されていた。
 
ユーミンのメッセージ
佐藤健寿さんのメッセージ
メッセージ
「被災地の光景」
お二人のメッセージの右側で平台に展示されているのが、「被災地の光景」写真だ。合計80点の写真が平台に展示されているが、真上には能登の海がスクリーンに映し出されている。



右側奥から。

和倉温泉(七尾市)8点、總持寺(輪島市)3点、能登町 7点、内灘町 8点、門前町黒島町(輪島市)4点



左側奥から。

七尾市 5点、見附島(珠洲市)4点、珠洲市 11点、輪島市 30点
 
「被災地の光景」写真
「被災地の光景」写真
「被災地の光景」写真
「被災地の光景」写真
「アカシアの花と松任谷由実」と「あばれ祭」
「被災地の光景」の右側で平台に展示されているのは、「アカシアの花と松任谷由実」と「あばれ祭」の写真だ。

平台の奥から「アカシアの花」15点、「松任谷由実と石川県のつながり」パネル4点、「あばれ祭」19点の写真が展示されている。真上にはあばれ祭の様子がスクリーンに映し出されている。



ユーミンが写っているあばれ祭の写真、町の人々との交流を見ていると涙が止まらなくなってきた。
 
「あばれ祭」写真
ユーミンからのメッセージ
「アカシアの花と松任谷由実」写真
「アカシアの花と松任谷由実」と「あばれ祭」写真
「能登の今」
一番右側に、「能登の今」8点の写真とMVが流れているモニターがある。足を止めて見入っている方々が多くおられた。

金沢会場のようにメッセージカードが掲示されているところは無かったが、カフェの一角でカードにメッセージを書けるところがある。言葉にすると気持ちが表現できないと思い、やめにした。
 
「能登の今」写真
「能登の今」写真とMVモニター
MVモニター