ユーミン 松任谷由実 大好き!神戸っこ

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管理人レポ


このディナーショーは、今年5月に開業50周年を迎える、ホテルオークラ東京とのスペシャル企画。これまでディナーショーには出演してこなかったユーミンが賛同し、今までの“ディナーショーの常識”を覆す、まったく新しいディナーショーのスタイル「Real Dinner Show 時間の旅」を開催する事になりました。
こちらでは、開業50周年のホテルオークラ東京での3日間限定ステージ、ユーミン ディナーショー「Real Dinner Show 時間の旅」の5月9日公演中の管理人レポをお届けします。ユーミン初のディナーショーに乞うご期待!

10月31日
テーブルセッティング
テーブルセッティング

案内されたテーブルは4名掛け。入って手前ブロックの前から4列目ぐらい。お皿の上にあるのは、ディナーショーのメニュー。そして中に入っていたのはリクエスト用紙でありました。

周辺のテーブル

周辺のテーブルも4名掛け。2名掛けのテーブルもありました。多くのゲストは待ちにまったディナーショーの幕開けに、緊張しているんでしょうね。

私の席から
私の席から

中央にあるステージに目を向けると、ユーミンの位置らしきあたりの同じ舞台(高さ)にバンドメンバーの配置になっています。私のテーブルから見ると反時計周りに、ギター鳥山 雄司(背中)ベース美久月 千春(背中)キーボード武部 聡志(右)チェロ伊藤 修平(正面)サックス&パーカッション伊勢 賢治(正面)ボーカル松任谷由実(左)。
ここで初めて気づいたのが、ドラムが無いコーラスが無い?どんな演奏になるの?あわててメニューも確認するが、料理のネーミングから曲目が想像できず。でも会場入口付近にあった展示品から想像したのは、ユーミンデビューの70年代からの選曲って想像しましたが果たして?結婚式みたいなショーで、料理とユーミンの曲がコラボ!するショーの幕開け。

18時5分、帽子からタキシード全てが白づくめのユーミンが登場。「こんばんは!Real Dinner Showへようこそ。〜」と始まったMC。進行の説明までもユーミンが行う異例尽くしのディナーショー。

シャンパンサービス
シャンパンサービス

続いてメンバー紹介!「キーボード武部聡志、ギター鳥山雄司、ベース美久月 千春、サックス&パーカッション伊勢賢治、チェロ伊藤修平」。
「このホテルが生まれた50年前のヒット曲で、私も子供ながらに聴いていた曲です」と2曲続けた。
そして『翳りゆく部屋』。会場内の壁にステンドグラス調のライティングがあってとっても綺麗であった。伊勢賢治のサックス間奏中、ベル・エポックというシャンパンを持ったサービスマンがサイドに一列になって待機。楽曲終了後のMC「まず最初はこれですよね」と続いてシャンパンの栓を抜く音「ポン!ポン!ポン!」で、各テーブルサービスのスタート。同時に伊勢賢治のフルート前奏があって『あの日にかえりたい』を、乾杯前に歌唱。「どうもありがとうございました。ここでは私が発声することになっています。〜今夜最上の素敵なディナーとなりますように!かんぱ〜い!」
続いて武部聡志の優しげな音が奏でるキーボード前奏、『空と海の輝きに向けて』。途中MCで「このホテルが始まったころ、ホテルには小野ムッシュという一世を風靡した料理長がいらっしゃったそうです。」

昔、水夫は虹を追いかけた(冷製の前菜)
昔、水夫は虹を追いかけた(冷製の前菜)

『新鮮鮪のマリネにオシェトラキャビアを乗せて、初夏を感じるブーケ野菜と共に』という内容。

冷製と温製の前菜の名前を告げたあと「小野ムッシュの思い出とともにどうぞ。」とユーミンが一旦退場と同時に、まず1皿目の冷製の前菜がサーブ。そして絶妙なタイミングで、2皿目の温製の前菜がサーブされた。

食事をする間、あるサービスマンとお話ができた。その方はソムリエの資格がある方で、通常はホテルオークラバンケット担当。今のバンケットにはソムリエが3名、約90名のスタッフが動いていると。やはり非常に練習をされたそうで、急遽変更になったことが何度もあったそう。でもにこやかにお話してくださった。

前菜2皿の食事中、センターステージでのバンドメンバーの演奏。ホテルのラウンジで生演奏を聴きながら食事をしている感じ。またドラムがないだけ、お腹に感じない音が奏でられているので心地よい。

赤ワインサービス
赤ワインサービス 白ワインラベル 赤ワインラベル

白ワイン
ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ

赤ワイン
メニューに記載のない軽め目のブルゴーニュ『Nuits-St-Georges Charmottes ニュイ・サン・ジョルジュ シャルモット』が温製の前菜のときにサーブ

ソムリエの心地よい声でサーブされたら、なお料理が美味しい。
先ほどのソムリエの方とまたお話。調理の時間と曲間のサーブ完了が難しかった。3名1組で1テーブルを担当することになっているが、昨日組んでいたものが今日になったら変っていたということが何度かあったと。

ゆうべ見た夢・異国のマルシェ(温製の前菜)
ゆうべ見た夢・異国のマルシェ(温製の前菜)

『豚肉とフランス産フォワグラのタルティーヌに旬のアーティチョークと温野菜を添えて』という内容。

口の中で、豚肉とフランス産フォワグラが仲良くとろけていった。軽めの赤ワインとの相性が抜群!そしてパンも色々あってチョイスができる。

お腹もお喋りも気持ちも心地よくなってきたとき、暗転になってユーミン登場、『ジャコビニ彗星の日』。MC「どうもありがとうございました。〜このショーでは、食事の際は歌は無くなるようにしたんですよ。お互い気まずくならないように・・〜もう1皿だけ小野ムッシュの思い出とともにお送りしたいと思います。伝説の不思議な湖。」一旦ユーミンは退場。冷製スープがサーブされた。食事中、武部聡志が奏でるキーボードからの音が心地よかった。

伝説の不思議な湖(冷製スープ)
伝説の不思議な湖(冷製スープ)

『濃厚なダブルコンソメスープを冷製に、根セロリのクリームスープを乗せて』という内容。
1960年〜80年後半、一世を風靡された小野正吉氏の料理はここで終了。

伝説のスープをいただいた程よいころ、バンドメンバーがステージ上に登場。ユーミンが銀のドレスで登場!『ずっとそばに』での間奏、伊藤修平の奏でるチェロはなんとも優しかった。

遠い潮騒の贈り物(魚料理)
遠い潮騒の贈り物(魚料理)

『ミネラルたっぷり蝦夷鮑のソテーに旬の白アスパラガスと花ズッキーニを添えて、香り高いトリュフドレッシングで』という内容。

『ずっとそばに』終了後、「ありがとうございました。『ずっとそばに』をおおくりしました。〜ここで善養寺総料理長のお料理を紹介しましょう。(料理の説明)どうか、海の優しさを感じてください。」とユーミンが退場。同時に、4皿目『遠い潮騒の贈り物』がサーブ。サービスマンの白手袋でのサーブも、ホテルオークラのおもてなしなんだろう。鳥山雄司のギター伴奏の中での食事タイム。鳥山雄司は、ユーミンのスペシャルなライブでご一緒される超一流ミュージシャン。贅沢な料理と最高な音色、心地よい雰囲気の中での食事は最高である。

ハートマーク
ハートマーク

そして魚料理を食べ終えるころ、ユーミンが直前の衣装で登場。『Invisible Strings』の間奏では伊勢賢治のサックス。優しくもありほんの少し力強くもあり・・・そして両サイドには、次の料理を持って待機しているサービスマン。

エメラルドの森を霧と歩く(シャーベット)
エメラルドの森を霧と歩く(シャーベット)

『ハーブの香るキウイのグラニテ』という内容。

『Invisible Strings』終了後、「どうもありがとうございました。〜次のお皿はあっという間に溶けてなくなるようなものなので〜。このお皿にはこの曲が合うんじゃないかと思います。〜」MC中に、5皿目『エメラルドの森を霧と歩く』がサーブ。そして伊勢賢治の前奏がはじまった『守ってあげたい』。ユーミンの優しい歌声とグラニテの色がコラボして、頬にしずくが浸った。ユーミンが優しい気持ちにさせてくれる自分に気づいた。

注がれたグラス
注がれたグラス 赤ワインラベル

今から注がれるグラスには赤ワイン
シャトー グラン・ピュイ・ラコスト

『守ってあげたい』終了後のMC、「どうもありがとうございました。自由度があるようなないような、不思議な感じです。〜では、次のお皿をサーブする前に料理の最終工程をご覧になりたいと思います。ではワゴンをお願いします。」と同時に、洋食調理総料理長の善養寺 明氏他調理メインスタッフの登場で最後の工程が披露された。このデモンストレーションは調理スタッフ側からの提案で、ホテルオークラのディナーショーでは初披露。手元が見えなかったのは残念だったが、両サイドにあるスクリーンでその様子を確認。

今まさに流れ出る溶岩の想い(肉料理)
今まさに流れ出る溶岩の想い(肉料理)

『特撰黒毛和牛のローストにフランス産茸を添えて、芳醇なマデラワインソースと共に』という内容。

「それではお願いします!」のユーミンの掛け声と同時に調理の炎が上がるやいなや『やさしさに包まれたなら』。楽曲開始と同時に、6皿目『今まさに流れ出る溶岩の想い』(肉料理)がサーブされた。
そして、ステージから降りてきたユーミン!会場内を半周してステージに戻っていかれた。途中、チャイナドレスを着た女性に抱きつかれるというハプニングもあったが、曲終了後のMCで「途中、ハエトリ紙みたいになりましたけど。ねっ(笑)。」と強烈な一発!ゲストは笑いで収まった。MC後ユーミンは退場、バンドメンバーのバック演奏での食事タイムとなった。

再び衣装変えのユーミン登場!黒のドレスで『Bonne annee』。この曲を聴きながらの赤ワイン シャトー グラン・ピュイ・ラコストは格別。

銀河のエスパドリューを履いたプリンセス(デザート)
銀河のエスパドリューを履いたプリンセス(デザート)

『レモンのジュレで包んだトロピカルフルーツの一口スープ、ハイビスカスの香りと共に』という内容。

「〜。さてここからはちょっとしたリクエストコーナーを〜」MC後にリクエストコーナーが始まった。しかし演奏は、バンドメンバーの即興だったとはおどろき。

「さてここからは未来の時間です。〜」とMC後、『中央フリーウェイ』『COBALT HOUR』と2曲続いた。間奏は鳥山雄司のギター。優しく奏でられる音には、やっぱり鳥山雄司のギターがピッタリ!その間、デザートの7皿目『銀河のエスパドリューを履いたプリンセス』と8皿目『明日はとっても香ばしい』がサーブ。手際がよくしかもスピーディーなサーブでしたが、さすがホテルオークラって感じだった。

明日はとっても香ばしい(デザート)
明日はとっても香ばしい(デザート)

『様々なショコラのテキスチャー』という内容。

コーヒーサービス
コーヒーサービス

『ひこうき雲』が流れる中、9皿目『コーヒーと小菓子』がサーブ。このときにセットリストの用紙が配布されたと記憶している。でも正直、何もかも時間の旅にいってしまっているので記憶が無いに等しい。MC「どうもありがとうございました。〜」のあと、『卒業写真』。もうこのときは、ゲストは感動でいっぱいだったと思う。すっかり、ユーミンとの旅を楽しんでいるに違いない。
「それではここで今日のなくてはならない主役たちを紹介したいと思います。〜」MC中、ホテルオークラスタッフが一列になってステージ周りを囲んだ。そしてユーミンからスタッフの紹介があり、最後に総料理長の善養寺氏を紹介。紹介後に『春よ、来い』の前奏が会場内に響き、ホテルスタッフが一列になって退場。ここはカッコよかった!
歌が終わるとユーミンは一旦退場するが、再びステージに戻ってきた。「またツアーでお会いしましょう!」のことばで締めくくり、ユーミンとバンドメンバーが帰路へ着いた。ここで本編終了!

小菓子
小菓子

鳴り止まぬ拍手の中帰路につかれるゲストがいたものの、ユーミンとバンドメンバーの登場!「本当にありがとう。素晴らしいお客様を持てて幸せです。ありがとう。」のユーミンからの一言に続き『ダンデライオン 〜 遅咲きのたんぽぽ』アンコール。
歌終了後、再びメンバー紹介をしてから退場。またまた鳴り止まぬ拍手の中、再びユーミンが登場!武部聡志と!「これで最後の曲です。〜」いつもの音色が耳に入ってきて『青いエアメイル』アンコール2曲目がはじまった。「ありがとうございました。」いつものユーミン締めの一言で、時間の旅は終わった。

閉演後
閉演後

見たくない時計の針は21時30分ごろ。過去から未来の時間の旅を、ユーミン、ホテルオークラの料理とサーブそして多くのゲストとともに過ごした。大切な人と旅した時間は、忘れられない大切なものとなった。
終演後、バンケットを出たくない気持ちは多くのゲストが思ったに違いない。

閉演後のロビー
閉演後のロビー

時間の旅は、明日明後日へと続くのであった。

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