ユーミン シルクロード チャリティコンサート | 二胡奏者シェイ・クーのプロデュースによるチャリティコンサート出演のユーミンをレポート |
|
|
|
Friends Of Love The Earthの一員であるスーパー二胡奏者シェイ・クーのプロデュースによる東京フィルハーモニー交響楽団のクリスマス公演「シルクロード チャリティコンサート」、松任谷由実 with Friends Of Love The Earth(ディック・リー、イム・ヒョンジュ、アミン)が特別ゲストとして出演します。 |
|
|
2005年12月22日(木)19:00 東京国際フォーラム ホールA
指揮:下野竜也 二胡:許可(シュイ・クゥ) 合唱:スペシャル第九合唱団
◆特別ゲスト◆松任谷由実 with Friends Of Love The Earth
主催:日韓友情年2005シルクロードチャリティーコンサート実行委員会
共催:駐日大韓民国大使館 後援:外務省、文化庁、大韓民国外交通商部、大韓民国文化観光部 特別協賛:日本サムスン株式会社
|
|
|
【プログラム】
<第1部 大地の歌>
スーパー二胡奏者許可&東京フィルによる
シルクロード音楽の旅
レスピーギ:交響詩「ローマの松」よりアッピア街道の松
<第2部 アジアは1つ>
1.「春よ、来い」 出演:松任谷由実&イム・ヒョンジュ(韓国)
2.「Jupiter」「Ave Maria」 イム・ヒョンジュ(韓国)
3.〜「愛・地球博」”Love The Earth Final”テーマ・ソング〜「Smile again」
出演:松任谷由実 ディック・リー(シンガポール) イム・ヒョンジュ(韓国) アミン(中国) シェイ・クー(中国) バンドメンバー:村石 雅行(ドラム)、田中 章弘(ベース)、鳥山 雄司(ギター)、浜口 茂外也(パーカッション)、武部 聡志(グランドピアノ)
4.ベートーヴェン:交響曲第9番より「歓喜の歌」
5.「Smile again」ユーミンとアジアメンバー、コーラスは合唱団
6.メンバー退場のあと「きよしこの夜」 |
|
|
|
|
私が一番感動したのは、やっぱりアンコールのSmile againでしたよ!
最初のSmile againで、フィルとのコラボは素晴らしい、もっと聞きたいなあと思っていたのですが、また歌ってくれました。
しかもアンコールヴァージョンといえばいいのかしら、コーラス隊、許可さんの二胡、フィルそれぞれのバージョンでメロディを奏で、最後はステージの出演者全てでのコラボは圧巻でした!!
このスペシャルバージョンを聴けた私はとても幸せだなと思いました。
ユーミン、最後手を振ってくれたし。(思い込みかもしれませんが。。。) コンサート自体もいろいろな構成で、ユーミンメインじゃないけど思っていた以上に楽しめましたよ。
久々の生ユーミンで素敵なクリスマスプレゼントをいただけました。いい夢見れそうです。
|
|
|
|
シルクロード チャリティーコンサートは、クラシックも好きな僕にはイム君の「ポペラ:ポップスとオペラの融合」のように気楽なコンサートでしたが少々物足りなさを感じました。周りを見渡すとユーミンのファンとおぼしき人達とサムスン・シルクロード文化財保護フェローシップ関係(?)の人達で演奏後の拍手なども少しの間がありかつ控えめでした。もっとも、浅岡 聡さんによる司会進行が時間を追われているのか拍手の遮るように話し始めるので、クラシックや演劇などに特有の何回ものカーテンコールはありませんでした。
「春よ、来い」「Smile again」は愛知万博の時とは異なり、ユーミンの歌唱はオケをかなり意識したものでした。バックの音を聴きながら実に丁寧に歌っていました。ステージを数え切れないほどこなしているにも拘わらず、この緊張感・感受性の瑞々しさを持ち続けていることがユーミンに惹きつけられる理由の一つであると改めて感じました。
僕にとっての今回のコンサートのハイライトは、許可の二胡演奏とイム・ヒョンジュのJupiter とAve Mariaでした。バイオリンのルーツである二胡に改良を加えさらに新しい演奏法を開発した許可は、その超絶した技巧によりバイオリンの難曲「モンティ/チャールダーシュ」「リムスキー・コルサコフ/熊蜂は飛ぶ」をいとも簡単に演奏してみせ、言いようのない感動を覚えました。イム・ヒョンジュの声には、音楽の神様が宿っているー大袈裟ですが人を感動させる何かがあります。今回はユーミンを通じていろいろな音楽に触れる、心地よいひとときでした。
|
| |
|
|
日韓友情年2005ファイナルイベントとして開催された「シルクロードコンサート」にユーミンとオーケストラとのコラボを楽しみに参加して参りました。2部構成のプログラムで1部では〜大地の旋律(うた)〜のテーマのもと、東フィルとシュイ・クーさん(ユーミンはシェイ・クーさんと呼ばれますね)との競演のステージでした。二胡は文字通り2弦の楽器なのですがバイオリンと間違えてしまうほどの音色で見事にクラッシックの中に溶け込んでいて、優雅な音色に魅了されてしまいました。(2部までは20分間の休憩)
第2部のテーマは〜アジアから世界へ〜。韓国の古典民族楽器の「玄琴(コムンゴ)」(日本の琴の元祖の楽器)をフューチャーした「出鋼(チュルガン)」の演奏の後、バンドメンバーがそれぞれの場所にスタンバイ。(ステージ向かって左端に位置)武部さんはグランドピアノ。ドラムセットの回りには音を緩和する透明の低い壁がありました。武部さんの後ろにベースの田中さん。すぐ隣にギターの鳥山さん。その後ろにパーカッションの浜口さん。オーケストラの面積からすればほんの一部分の狭い場所にメンバーがスタンバイすると、20:48司会者の紹介とともにユーミンとイム君が登場しました。司会者とのやり取りに緊張を隠せないといったユーミンに見えましたが・・・そんなMCのあと、日本語で「春よ、来い」をユーミンとイム君で歌唱。イム君との関係でしょうか、いつものキーより低めで、少し辛そう&緊張しているユーミンに対して、堂々とした伸びやかな歌声のイム君が印象的でした。(ユーミンがイム君の保護者のように見えたのは私だけでしょうか:笑)ユーミンの楽曲を生のオーケストラで以前から聴きたかったので、自分の夢が叶って嬉しかったです。続いて「Jupiter」「Ave
Maria」をイム君が熱唱。ポペラ(ポップスとオペラの融合の略と紹介がありました)歌手ならではの堂々とした姿に心打たれました。このソロの時は武部さんのみピアノで参加していました。終了後、21:07再びユーミン登場。司会者がイム君のソロに触れ「Jupiter」ではアーしか言わないし「Ave Maria」では、アベマリアしか言わないのに凄かったですね〜とのMCにユーミンも会場も笑ってしまいました。続いてはお待ちかねアジアメンバーの登場です。アミン・ディックリー・シェイクーさんが登場しそれぞれのメンバーを紹介。そして今回のコラボにまつわる話を少し長めにユーミンが話されました。(話をしている最中にステージ後方には200名以上いたでしょうか?合唱団の皆さんが続々と登場していました)「Smile
again」曲のはじまりはいつものピアノ伴奏からではなく、弦楽器の静かな始まりだったように記憶しています。オーケストラの中で田中さんの弾くベースの音、村石さんの叩くドラムのリズムがとても新鮮で、期待通りの素晴らしい音色に感動しました。ここでも、ユーミンを見守るようなイム君の姿が印象的でした。(ユーミンのパートが終ると“よしっ!”って感じで頷いているように見えるのですが・・・笑)紅白の中継はどんな形なのかなぁ〜なんて想像をしながら、アジアメンバーとの競演を2階の遥か彼方、高〜い場所から眺めておりました。2階席は半分位空席があるような状況でした。音が比較的小さく聞こえオーケストラの音に比例させているのか、ボーカルマイクの音量も抑え目な感じだったため通常のライブとは違う印象を受けました。(一階席でご覧になった方の音的な感想も是非お聞かせ頂きたいです)例えが変ですが、題名のない音楽界の収録を見ているような感じでした(笑)「Smile again」のあと、メンバーは舞台袖に。歓喜の歌の合唱のあと、再びユーミンとアジアメンバーが舞台へ。再度の「Smile again」の演奏となりました。曲の始めは通常と同じでしたが、2コーラス目はシュイ・クーさんの奏でるメロディーのみ。途中ミラーボールが回りだし曲の最後の方では、後方の合唱団もコーラスで参加、重厚感のある「Smile
again」はまさしくアジアに向けたメッセージだったように思えました。メンバー退場のあと「きよしこの夜」でコンサートは終了となりました。今回はあくまでゲストということだったのでしょう。ユーミンファンとしては少し物足りなさを感じてしまったのは否めませんが、新たなユーミンワールドが見えた貴重な一夜でした。私自身が退場する移動の際に聞いた会話の中で「今日は来れてよかったね〜思いがけない曲が聴けたし。あれがなかったら寂しかったかもね」とユーミンの登場を喜ばれているようでした。(長文になってしまいましたが、参加されなかった方に少しでも会場の雰囲気が伝われば、との思いで書かせていただきました。)
補足:ステージの左右には大きな画面がセットされていて、シルクロードの映像が流れたりライブの映像が映し出されたりしておりました。
|
| |
|
|
|
|